スタッフブログ

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KAKEDZUKA DESIGN WORKS・欠塚です。

 

去年から作り始めたDaiwa製リールのザイオンハンドルノブ専用ノブキャップ。

 

これが思いのほか買って頂いてるようで、本当にありがとうございます。

 

リールパーツを作っていて、沢山の種類を作ってるとたまにこういう商品がでますね(笑。

 

まあHEDGEHOG STUDIO社長のアイデアなんですけどね。

 

この商品は数が出るのですが、アルマイト処理においては他の商品と変わらず気を使ってます。

 

削りたての状態では切削油がが付いてるので、これを薬品で脱脂します。

 

結構揮発性が高い薬品を使うので、脱脂直後は結露が出るんですよね。

 

それを地味にヘアドライヤーで熱して湿気を飛ばしてやるという(笑。

 

その後の運搬にも結構手間がかかっていて、アルマイトに外注する際には商品同士が擦れて傷にならないように少数ずつ小分けにします。

 

そしてアルマイト前とアルマイト後で仕分けのケースを変えるんですよ。

 

これはアルマイト後の売り物になった状態の商品を保管する時にケースの汚れが極力無いようにするためです。

 

こうしてアルマイト処理に出すんですよ。

 

じつはアルマイト処理が終わってしまうと意外と丈夫になり、少々ではキズつかなくなるんですよね。

 

それでも極力丁寧に扱いますけどね(笑。

 

今日も工場でこうした下仕事に追われてます。

 

 

Written by 欠塚 実

東京都足立区の町工場で日々ものづくりに励んでます。
リールのカスタムパーツをデザインから設計、サンプル製作、そして時には自分でフィールドテストもします。
NBC房総チャプター(亀山ダム)にも参戦中です!

Blog KAKEDZUKA.com
http://kakedzuka.com/

KAKEDZUKA DESIGN WORKS・欠塚です。

 

ハンドルスクリューキャップ・ロングタイプのAタイプが完成です。

 ゴールデンウィーク前に間に合わせたかったのですが、カラーの点数が多くてアルマイトが間に合いませんでした。

 

今回も中々に難航してしまい、自分の技術レベルの無さを痛感しております。

 

さて、今回のAタイプですが、Daiwa・SHIMANOのスピニングリールで2016年までの多くのモデルに互換性を持たせたパーツになります。

 

詳しい仕様は今後HEDGEHOG STUDIOの敏腕宣伝マンのtomosukeさんから発表があると思いますのでお待ちくださいね(笑。

 

まずは先行して画像だけでも。

 

 

 

 

相変わらず製作者特権で二色の組み合わせで遊んでおります。

 

通常のハンドルスクリューキャップ互換性がありますので、すでにお持ちの方には色の組み合わせを楽しんでもらえますよ。

 

近日中に発売予定です。

 

宜しくお願いします。

 

 

Written by 欠塚 実

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HEDGEHOG STUDIOのtomosukeです。

本日はちょっと順番が前後してしまうのですが、弊社商品で新商品を発売することになりましたのでそちらをご紹介させてもらえればと思います。




商品名は、”ハンドルスクリューキャップ ロングタイプ”

17セオリーなどに取り付け可能なドレスアップパーツでハンドルの反対側に取り付けます。カラーはヘッジホッグスタジオらしく全12色。

とりあえず先行として17セオリーなどに取り付け可能な、所謂Bタイプからの発売になりますが現在より多くのシマノ・ダイワスピニングリールに取り付け可能なAタイプも開発中です。
パーツの全長は伸びているのですが、先細りしていく先端と適度にディテールが追加されていますのでのっぺりした印象もなく、あまり目立ちすぎず、でもリールとユーザーの個性を主張します。

豊富なカラーラインナップの中から、是非お好みの組み合わせを見つけられてください!
http://www.hedgehog-studio.com/product/6216













KAKEDZUKA DESIGN WORKS・欠塚です。

 

なんだかんだ難航してしまっていたDaiwa17セオリー・ハンドルスクリューキャップ・ロングタイプですが、やっとカラーアルマイトが付いて発売間近となりました。

 

今回は全12色で、レッド・サファイアブルー・スカイブルー・ゴールド・シャンパンゴールド・オレンジ・ロイヤルパープル・ガンメタ・ブラック・シルバー・ピンク・ライムグリーン。

 

先に発売されているハンドルスクリューキャップとは互換性がありますので、違うカラーを合わせて色で遊ぶのも楽しいと思います。

 

 

 カバー部とセットでの販売になります。

宜しくお願いします。

 

 

Written by 欠塚 実

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数日前から取り掛かっていたT3 AIRのパーツ組み込みが終了しました!
いや~やはり初代T3モデルのボディは曲者ですね(汗)

御託はとりあえず置いといて、まずは完成系をご覧ください!





ボディカラーがブラック&レッドなのでそれにカラーパーツの色味を合わせるとやはり締まりますね!
レベルワインドのゴールドもワンポイントになっていていい感じです(^^)




クラッチON時はこんな感じ。レベルワインドシャフトなどのパーツはやはりこの状態でないと構造上目立たないですね(汗)
それでも、ここもしっかり色味合わせてます。





そして今回の一番のポイント、今までのカスタム例写真で取り付けていなかった、ザイオンノブ用ハンドルノブキャップとZTWスタードラグの取り付けております。

ちなみに、ハンドルはハンドルシャフト部のレッドのアルマイトを活かそうと純正ハンドルをそのまま使用しています。カスタムハンドルだとこの部分がシルバーでバランス悪くなってしまいますので。




というわけで、T3 AIRをブラック&レッドのパーツでカスタムしてみた、でした!
皆様のカラーカスタムの参考になれば幸いです。m(_ _)m


HEDGEHOGU STUDIOのtomosukeです。

先日のベアリング対応表をいじっていた時にふと思いついたことをちょっとネタにしてみます。

皆様はリールのカスタムと言うと、バスフィッシングやエリアトラウトはもちろん、シーバスフィッシングなどのルアーフィッシング全般を行うリールにするイメージが強い方も多いかと思います。

ところが、最近ではソルトウォーターフィッシングでの餌釣りなどで
使われるリール(バルケッタシリーズなど)にもベアリングを組み込む方が増えてきているんです。





特に今の時期だと、丁度シーズンに入る5000-6500番のアンバサダーを用いたカゴ釣りをされるアングラーの皆様からのお問い合わせを多くいただきます。


カゴ釣りとは、簡単に言えば、餌を詰めるカゴがついた仕掛けを陸から思いっきり大遠投し、沖合にいる青物などを狙う釣りです。


この釣りでは古くからアンバサダーを使って楽しまれる方が多く、海水でベアリングが磨耗しやすい・仕掛けを遠くへ飛ばす為にベアリングを常に最良の状態にしておきたい、ということでリールメンテナンスを行う方々からよくお問い合わせいただきます。


というのも、実はアンバサダー5000-6500番の多くは(オールドタイプを除く)スプールベアリングには1040&1040というサイズの組み合わせが適合するのですが、この1040サイズのベアリングって特殊なサイズになり、他のカスタムメーカー製ベアリングにもラインナップが現在はないんです。

バスリールで言えば、モラムシリーズに使われているくらいでしょうか? とにかく適合する機種が少ないのが理由です。
(HEDGEHOG STUDIOでは、ベアリングメーカーとしての意地と言いましょうか(笑)、現在もラインナップを継続しております)




少し話がそれましたが、お問い合わせいただいた時にオススメさせてもらっていますのが、
AIR HDというタイプのベアリング。

このベアリングは、内部の玉がセラミックで外部の金属パーツが防錆性能に優れたHRCBタイプという最も錆びに強い組み合わせの構造をしています。

つまり、めったなことでは錆びることがないのでソルトウォーターフィッシングでも初期の回転性能を長く持続出来、快適なキャストが可能!ということで自信を持ってオススメさせてもらっております。どうしても高めの価格になってしまうのが心苦しいところなのですが(汗)




というわけで、もしカゴ釣りされる方でベアリングに悩まれていらっしゃるのならば是非AIR HDタイプのベアリングを一度お試しいただければと思います!

ちなみに、アンバサダー用ベアリングにはオールド用に1030&1030・現行用に1040&1040というキットを用意しておりどちらを購入すればいいのか?というお問い合わせもよくいただくのですが、弊社が今まで販売してきた実感といたしまして、1040&1040のキットを購入いただければほぼ問題ないです。

もしサイズが異なっていた場合でも無償で交換に対応いたしますのでお気軽にご相談ください!





HEDGEHOG STUDIOのtomosukeです。

本日はアベイルから発売されている15アルデバラン用のメカニカルブレーキノブに新色が追加されましたのでご紹介です。

追加されたのはパープルとピンクの2色。少し前に15アルデバラン用カスタムスプールであるALD1532RIにも新色が追加されましたのでそれに合わせる形でのカラー追加となります。

ですが、今のところブルーのみ生産の目処がたっておりませんのでカラーカスタムされる際はご注意ください。
http://www.hedgehog-studio.com/product/3963
HEDGEHOG STUDIOのtomosukeです。

弊社では、新作リールが入荷すると各パーツのサイズをチェックする為、一度完全分解します。

その後カラーパーツを組み込んだ後撮影用にもう一度組み上げるのですが、ちょっとした事情で同じリールを複数台仕入れた場合、何台かはばらばらの状態でそのまま。。。。なんてこともあり。(そして保管中に純正パーツが消え元に戻せなくなることも(汗))

それを少しずつ、時間見つけて元に戻しているのですが今回は久々に作業再開で、T3 AIRをチョイス!



せっかくなのでレッドのパーツ組み込んでブラック&レッドにしてみます。

HPのダイワリール用特集ページにもカラーパーツをつけた写真はあるのですが、ザイオンノブ用のハンドルノブキャップやZTWスタードラグが取り付けられていないのでまた印象が変わるはずです!


HEDGEHOG STUDIOのtomosukeです。

本日はシマノ製16エアノスのベアリングキットのご紹介!

ベアリングが入っていないラインローラー部に1個ベアリングを追加可能になります。

手に入れやすい価格帯で長年人気のあるエアノスシリーズ。ベアリングキット自体も比較的容易に交換可能ですのでリールチューニングの最初の1台としてもオススメです。
http://www.hedgehog-studio.com/product/6201


ちょっと作業中の写真が汚いですが(汗)

とりあえず、2017年新発売で現在確認が取れているベイトリールのベアリング適合を各ページにアップしております。
http://www.hedgehog-studio.com/page/167

まだ、スコーピオンBFSやエクスセンスなどが入荷してきていませんのでこのあたりは記載出来ませんが、確認が出来次第順次アップしていく予定です。

しばしお待ちください(゚ー゚;A
HEDGEHOG STUDIOのtomosukeです。

本日はシマノ製スピニングリール・17セドナ用のベアリングキットのご紹介!

基本、このタイプのリールになりますとラインローラー部にベアリングが入っていない状態から1個追加可能・ハンドルノブ部にベアリングが入っていない状態から2個追加可能な場合が多く今回もそのパターンのようです。


残念ながらドラグ部にはベアリングが入っておらず、追加なども構造的に不可能です。
それでもベアリングを追加することで巻き心地の向上とライントラブルの軽減が可能になりますのでよりストレスなく釣りに集中出来るかと思います!


・ラインローラーBBキット
http://www.hedgehog-studio.com/product/6202


・ハンドルノブBBキット
http://www.hedgehog-studio.com/product/6203


HEDGEHOG STUDIOのtomosukeです。

本日は今年発売された17セフィアCI4+の純正スプールが入荷しましたのでご紹介させていただきます。

番手は3000番のみでノーマルギアとハイギアモデルの選択とシングルハンドルとダブルハンドルの選択が可能なこのモデル。
これらに合わせて、純正スプールもC3000SとC3000SHGと印字されている2タイプが入荷しております。

PEライン使用時のスペアスプールとしてご活用ください!ちなみにこの商品も弊社オリジナルのスプールケース付きです。


・C3000S
http://www.hedgehog-studio.com/product/6199


・C3000SHG
http://www.hedgehog-studio.com/product/6200

ハンドルスクリューキャップロングタイプ

 

KAKEDZUKA DESIGN WORKS・欠塚です。

 

Daiwa17セオリー用ハンドルスクリューキャップロングタイプのデザインが決定しました。

 

 

いやぁ、久しぶりに超絶難航しました(汗っ。

 

簡単に考えてたので、こんなに難しいとは予想してませんでしたね。

 

まあ、だからと言って価格が跳ね上がる事はありません(笑。

 

自分で言うのも何ですが、結構リーズナブルな値段に落ち着くと思いますよ。

 

ハンドルスクリューキャップの派生品

 

今回のハンドルスクリューキャップロングタイプですが、少し前に作ったハンドルスクリューキャップの長いバージョンになります。

 

 

じつはハンドルスクリューキャップのショート?タイプのカバー部と互換性があるのですが、これをセットにするかは現在検討中でして。

 

 

でもバスアングラーならリールを複数台持ってる方も多いので、そのままセット販売になりそうな気がします。

 

バラ売りすると人件費などの手間が単価に乗っかってしまうので、結局値段が高くなってしまいますからね。

 

ならそのままセット売りにした方が値段が変わらないで二個買えますから(笑。

 

そう考えるとこのパーツも二個買いしてカラーで遊ぶとおもしろいですよね(と、軽く商売ッ気を出してみる)。

 

絶賛製作中!

 

そんな訳でデザインも決定したので、現在絶賛製作中です。

 

 

何気に完全自動にはなってないので、面倒を見ながら丁寧に作っております(汗っ。

 

今回のパーツも渾身の一作となっておりますので、自信を持ってオススメいたします。

 

宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

Written by 欠塚 実

東京都足立区の町工場で日々ものづくりに励んでます。
リールのカスタムパーツをデザインから設計、サンプル製作、そして時には自分でフィールドテストもします。
NBC房総チャプター(亀山ダム)にも参戦中です!

Blog KAKEDZUKA.com
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HEDGEHOG STUDIOのtomosukeです。

本日は15アルデバラン用のアベイル製スプールに新色が追加されましたのでご紹介です。

まずはトラウトスペシャルとして発売され、独自のブランキング処理が目を引くALD1518TRI。4lb-75m巻けるラインキャパでかなりの軽量ルアーも快適に使用可能です。

トラウト限定として設計されていますのでバス釣りなどに流用は強度的に難しいですが、使用目的であるエリア・ネイティブトラウトなどの釣りではストレスなく釣りをすることが出来ます。

従来4色のラインナップでしたが、新たにブルー・ピンク・パープルの3色が追加!弊社カラーパーツと合わせてのドレスアップも可能ですので、お好みのカラーでカスタムをお楽しみください。
http://www.hedgehog-studio.com/product/4840


HEDGEHOG STUDIOのtomosukeです。

本日は、昨日ブログのネタ(⇒http://www.hedgehog-studio.com/diary-detail/319)にもしました17カルカッタコンクエストBFS HGの純正スプールのご紹介です。

ラインキャパは8lb-45m、自重約8g。

バスフィッシングやエリアトラウト、ネイティブトラウトなどなどの小型プラグ用として様々なフィッシングシーンで使われる方も多いと思われるこのリール。

スペアがあるとなにかと便利だと思います!
http://www.hedgehog-studio.com/product/6198


HEDGEHOG STUDIOのtomosukeです。

ちょっと間が空いてしまいましたが少し気になることがあったのでブログに書こうと思います。
事の始まりは、自分が17カルカッタコンクエストBFS HG・純正スプールのデータを作成中にした社長との会話でのこと。


自分 「そういえば、17カルコンBFSのスプールって16アルデBFSのスプールと同じってフィッシングショーで聞きましたよ!」
社長 「あれ?問い合わせたら違うって言われたから仕入れたんだけど?」


という感じで意見が分かれてしまいまして。
そこで、実際にどうなのか調べてみよう!という流れになりました。

17カルカッタコンクエストBGS HGと16アルデバランBFS XGからそれぞれ純正スプールを取り出しましてよく見てみますと。。。

早速違いを発見。




スプールシャフトの長さが違います。
さらにスプールシャフト軸をよく見てみると、そのデザインやピンの取り付け位置などなど結構違うところが。。。
どうやら、スプールシャフト軸そのものが別物になっているようです。よくよく見ると、それぞれのリールの幅が違ってました(汗)



次にスプール本体を見てみると、こちらには大きな違いはないように思いました。
スプール表面や側面のブランキング処理・スプール径のサイズや取り付けられているベアリングサイズなどなど。自重もほぼ同じ重さです。


以上のことを踏まえて、自分と社長が聞いた意見を再考しますと。。。。

スプール本体の溝深さなどの構造はどちらも同じだけれど、
スプールシャフト軸の構造が違うので2つのスプールは相互取り付けが出来ない。


ということのようです。

見えている部分が同じでも見えていない部分で違っている、リールという精密機械の奥深さを垣間見たひとときでした。

というわけで、17カルカッタコンクエストBFS HGと16アルデバランBFS HGのスペアスプールをご購入される際はそれぞれの純正スプールをお買い求めください!




HEDGEHOG STUDIOのtomosukeです。

本日はSLP WORKSから発売された新商品の第4弾!”RCS 1016 SV スプール G1 ブラック”です。

このスプールも、従来から発売されているSVスプールにG1ジュラルミン素材を使用し、より軽量化がなされたモデル。自重は約9gとなっています。

ラインキャパは、14lb:45-90m ,16lb:40-80mとなっており、先に紹介した1012SVスプールG1よりも深溝タイプとなります。

スティーズSV TWのH・SHギアモデルと同じ構造をしており、ジリオンSV TWやリョウガ、スティーズ A TWなどに適合可能です。
http://www.hedgehog-studio.com/product/6192


HEDGEHOG STUDIOのtomosukeです。

本日はSLP WORKSから発売された新商品の第3弾!”RCS 1012 SV スプール G1 ブラック”です。

従来から発売されているSVスプールにG1ジュラルミン素材を使用し、より軽量化がなされたモデル。従来モデルが約12gなのに対し、今モデルは約9gとなっています。

ラインキャパは、12lb:40-80m ,14lb:35-70mとなっており、ジリオンSV TWやリョウガ、スティーズSV TW,スティーズ A TWなどに対応します。
http://www.hedgehog-studio.com/product/6191

KAKEDZUKA DESIGN WORKS・欠塚です。

 

前回はリールパーツに使われる材料として非常にポピュラーなのがジュラルミンだというお話をしました。

 

そのジュラルミンには沢山の種類があるのですが、今回はパーツによってどのジュラルミンが使われてるのかをお話したいと思います。

 

リールパーツには大きく分けて二つあり、ひとつはリールの性能に直接関わる機能パーツ。

 

もう一つはリールの見た目を華やかにするドレスアップパーツです。

 

その両方を兼ねているパーツもありますが、ここでは二つに大別して考えていきますね。

 

まず機能部品ですが、代表的なのはやはりスプールでしょうか。

 

 

ベイトフィネスなどが全盛な時代ですが、これはスプールの功績が非常に大きいですよね。

 

極限まで薄く、そして精度を出すためには材質自体に強度が求められます。

 

だからといって重い素材ではダメなので、必然的にジュラルミンが採用される訳ですね。

 

マグネシウム

 

ちなみにリールのフレームなどに使われているマグネシウムという金属があるのですが、現在このマグネシウムが最も軽い金属という事になってます。

 

 

しかし切削加工の際に発火の危険がともなうので、そのリスクを考えると末端価格は相当に跳ね上がってしまいます。

 

そして極限まで薄く作った時に強度を出せるのかもわかりませんので、そこの検証からとなると、よほどの大企業でないと手を出せないでしょう。

 

そして現在、そのマグネシウムを採用したスプールを作ってるメーカーは無いはず(自分が知らないだけであるとしたら失礼しました)。

 

補足:マグネシウムスプール製スプールを販売しているメーカー並びにノーマルでマグネシウム製スプール搭載機種があるそうです。自分の認識不足でご迷惑をおかけしました。訂正してお詫びいたします。

 

大手メーカーがマグネシウムスプールに着手しないという事は、あまりのハイリスクローリターンに収益を期待できない、というのが本音ではないでしょうか。

 

それだけ今のジュラルミンは信頼性が高いんですよね。

 

超超ジュラルミン

 

自分が個人的にもお付き合いのあるカスタムパーツメーカーのAvail

 

そのAvail製品の多くは超超ジュラルミンと呼ばれる最高強度のジュラルミンを採用したものです。

 

自分も使わせてもらってるスプールやハンドルやスタードラグが有名なところですね。

 

特にスプールは最高基準の精度で切削加工されており、自分が知る限り世界最高レベルの製品を製作されてます

 

超超ジュラルミンとはJIS(日本工業規格)で認定された中でスペック的に最も強度があるとされているA7075と呼ばれる金属です。

 

ちなみに現在Daiwa社で採用しているG1ジュラルミンというのはJIS規格ではありません。

 

スペックの上では超超ジュラルミンを上回ってるという事ですが、その配合などの詳細はトップシークレットとして表には出てきません。

 

大手鉄鋼メーカーの自社規格という事になるんでしょうね。

 

まあ、どのみち一般企業では入手できませんので、これについては関係者以外は触れない部分です(笑。

 

A2017

 

現在KAKEDZUKA DESIGN WORKSで最も使用頻度が高いのがA2017通称17Sと呼ばれるジュラルミンです。

 

強度に関しては超超ジュラルミンを下回りますが、通常のアルミ素材に比べて表面高度も引っ張り強度も高レベルにあるジュラルミンですね。

 

超超ジュラルミンに比べて価格的にもリーズナブルで、ドレスアップパーツや質量的にそこまで薄く作る必要の無いものであれば、このA2017で必要十分という事になります。

 

例えばクラッチであるとか、レベルワインドキャップなどはA2017で製作しています。

 

工具を使って強く締めこんだりする部分であれば、もっと強度のある素材が望ましいのですが。

 

リールによっては純正部品が樹脂である事を考えると、ジュラルミンにする事で相当な耐久性アップが期待できると思います。

 

最近ではスピニングリールのハンドルスクリューキャップがA2017を採用してます。

 

こちらもドレスアップパーツですから、過度な強度で価格が上がり過ぎない事を考えてます。

 

今回はこのへんで。

 

次回は素材と加工についてお話する予定です。

 

 

 

Written by 欠塚 実

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HEDGEHOG STUDIOのtomosukeです。

この前入荷してきたスティーズ A TWですが、なーんとなくハンドルノブが気になってカスタム欲が。。。(笑)

ボディがガンメタでシルバーのボディパーツがシルバーだったので、金属製のハンドルノブで取り付けたアルマイトパーツのレッドを合わせて、リブレのff(フォルティシモ)のファイアー/レッドとかどうかな?と思い装着してみましたが如何でしょう?