【TRANSCENDENCE/トランスセンデンス】MISTRAL XX / ミストラル XX
販売価格: 61,000円(税別)
(税込: 67,100円)
バーサタイルスピニングパックロッド
Mistral-XXはスピニング版LB510+を 目指して開発しました。
Mistral-XXは国内外のあらゆるボートゲームにフォーカスしたバーサタイルスピニングロッドです。
海外も見据えて開発されたMistral-XXは様々なルアーを使い、あらゆるターゲットと対峙することを想定。
張りのある 筋肉質なブランクスを採用しました。
Mistralブランクスは曲げることで魚にしっかりとテンションをかけることのできる多軸構造ブランクスを採用しています。
多軸構造ブランクスの特性は様々なルアーを使いこなすことにも寄与しています。
入力したパワーをダイレクトに伝えることのできる高弾性なMistral-XXはジャーキングをはじめとした操作系の釣りに最適です。
ボートシーバスゲーム、カヤックゲームから、海外のピーコックバス、バラマンディ、トーマンゲームなどあらゆるゲームフィッシュに最適な1本です。
SPEC
Length : 5.2-7.5ft
Closed Length : 525mm
Piece : 5+Grip
CastWeight : 15 - 56g
Line : PE # 1.5 - 4
Remarks : SiC + チタントルザイトガイド(予告なく変更する場合があります)
バーサタイルスピニングパックロッド
バーサタイルスピニングパックロッドを目指して5年。
テストを繰り返しながら出来上がったのがMistral-XXです。
求めたものは世界で通用するスピニングパックロッド。
Mistralは国内と海外の両方の視点からロッドを開発してきました。
国内ではボートシーバス、サワラゲームなどのボートゲームとローポジションから挑むカヤックゲームを主体に開発を進め、海外では淡水域の大型フィッシュイーターを視野にいれてブランクスの設計を進めました。
特にショアではなく、オフショアでロッドを振り続けていると未知のターゲットに遭遇することも少なくないため、そんなシチュエーションでもしっかりと魚のパワーを受け止めることが可能なポテンシャルをMistralは持っています。
また、Mistralのターゲットフィッシュではキャスト精度が求められることもしばしば。
Mistralのブランクスは張りのあるブランクスでシャープに振り抜くことが可能で、ピンポイントに潜むターゲットやボイル撃ちをするのにも最適です。
Mistral-68S | 70S
カヤックゲーム、ボートシーバスゲーム、ライトキャスティングゲームのために開発したレングスが68Sと70Sです。
このMistral68Sのバットセクションはゲームを成立させる上で、カーボンの弾性の高さとパワーを高次元で両立させる必要がありました。
カヤックやローボートのターゲットは多岐にわたり、モンスターフィッシュとの遭遇も珍しくありません。
アングラーにMistralならばどうにかできる!と感じてもらえるブランクスに仕上げる必要があると考えました。
そんな安心感をアングラーに感じてもらえるレングスとパワーを確保するために、他の仕舞寸法よりも62mmほど長いバットセクションを設計。
安心して曲げ込んでもらえるそんなセクション設計にしました。
セクションを追加すると有効レングが長くなり、曲がる支点も変化します。
これにより他のレングスとは雰囲気の違うロッドになります。
70Sはターゲットやルアーに応じて延長グリップを可変させて下さい。
Mistral-75S
68Sと70Sでさらに遠投をしたい時にエクステンションを追加して構成するのがMistral75Sになります。
ボートでのボイル撃ちや、広範囲をサーチしたいシチュエーション、おかっぱりで少し重めのミノーやペンシルなどをロングキャストしたい状況など、飛距離を必要とする場合に7.5ftのレングスが有効になってきます。
Mistral-59S
ショートキャスティングゲームのワールドスタンダードとして開発したレングスが5.9ft。
この5.9ftはあらゆるボートゲームで快適にキャスト、ルアーアクション、ファイトをするために最適なレングスです。
世界のフィッシュイーターのサソウ、カケル、トルのこの3つの要素をあらゆるレンジのルアーで高次元で実現可能にしました。ピーコックバスからバラマンディ、トーマンなどをスピニングで挑みたいアングラーに送る究極のスピニングバースタイルモデルです。
カヤックからのマングローブジャックやメッキなどのショートキャスティングゲームにも快適な設定です。
ガイドはRVガイドを採用しており、3000-4000番クラスのリールがスムースにラインを放出してくれます。
それ以上の番手のリールを搭載する場合はラインの収束がスムースでなくなるため、飛距離が落ちてしまいます。
Mistral-61S
不意な大物がひそみ手首だけで対峙するには不安があるターゲット向けて脇挟みが可能な59Sのグリップ延長モデルです。
不意の強烈なバイトでルアーをひったくるような脇挟みが必要なターゲットやライトジギングに向けたセッティングです。
ジグのウエイトは100-150g程度を想定しています。
Mistral-52S/B
ミストラルの超ショートバージョンの5.2ftモデル。
リールシートから元ガイドまでの距離が短いので使えないのではと思われるかもしれませんが、ショートディスタンスのショートキャスト、ピッチングでは快適にゲームを楽しめます。
使えるリールサイズはスピニングでは3000番程度までですが、RVガイドのもたらす恩恵は大きく、張りのある筋肉質なミストラルだからこそなし得る可変パックロッドの新しい形です。
ベイトリールはレベルワインダーの高さ次第ですが、テストに使用したモデルは問題なく使用可能です。
Mistral-54S/B
カヤックからのライトジギングを想定して設定されたトリガーレスベイトモデル。
52よりもグリップを延長させることで脇挟みを可能にしたモデル。
小型のリールであればしっかりとパーミングが出来、カヤックからのライトジギングに使えます。
また、脇挟みのファイトが必要なスピニングとしても使用可能です。
ガイドセッティング|Guide Setting
Mistral-XXの開発には元ガイドにセッティングされたRVガイドが大きく寄与しています。
この2つ配置されたRVガイドがあることでMistral-XXが成立しています。
このガイドを適切な位置に配することで1つのロッドから9パターンも生み出すことが出来ました。
遠征先でロッドの長さを変えながら釣りに挑めるのは大きなアドバンテージです。
テスターインプレッション|Impression
国内外の釣りにマルチに活躍するパワースピニング
私のライフワークは国内外の水辺にカヤックを浮かべ、釣竿を振ることです。
南西諸島のリーフを走るトレバリーや根に潜む大型のハタ、ビッグベイトで狙うシーバス、アジアのスネークヘッドなど。
これまで沢山の魚とカヤックの上から対峙してきました。
私がカヤックフィッシングにおいてロッドに求める主な性能は、強度、操作性の高さ、汎用性の三点です。
カヤックフィッシングは、艇に座った状態で釣りをする為、身体の動きが制約される特殊な釣りとなります。
カヤックはルールの範囲内で、船では入れないシャローエリアや陸からは届かない外洋のポイントまで攻められ、エンジン音がなく魚へのプレッシャーが少ないので時に驚くような大型の魚もヒットします。
しかし、ロッドはただ強ければ良いだけでなく、ミノーやトップウォータープラグを繊細に動かす操作性が無ければヒットに持ち込む事はできません。
ミストラルの柔軟に曲がるベリーやティップは、カヤックの上からでもピンポイントを狙い撃てるキャストアビリティや操作性の高さに寄与しています。
曲がるロッドはキャストやファイト時の身体への負荷も軽減し長時間の海上での釣行が可能になります。
また、一見長いように感じられるロングver.のグリップはロッドエンドを脇に挟んだ状態でのロッドアクションやファイトに最適な長さや形となっています。
そして、粘り強く好感度のブランクスを可変式とすることで、10g未満から2オンスのルアーをボトムから水面まで幅広く扱う事ができます。この汎用性の高さは、持ち込めるロッドの数が制限されるカヤックフィッシングにおいて大きなメリットとなります。
また、これまでも湖や河川のウグイをはじめとする大型ベイトパターンのトラウトフィッシングや国内外のボートキャスティング等でも活躍の場が多くありました。
ぜひ世界各地の水辺に持って行って頂きたい一本です。
KODAI KIMURA
スピニングパックロッドの可能性
海外のあらゆるターゲットに通用するスピニングロッドがほしい。
その思いを持ち続けて7年。どうしても形にしたかった仕組み、レングス、汎用性を持ち合わせたロッドがようやく完成した。
ベイトロッドに馴染みがない人は海外の淡水域におけるロッドの選択肢が少なかったように思う。
旅行業をやりながら海外を回っていく中で必要な要素と求めるスペックがようやくかたまり、コンセプトがかたまった。
ライトゲームはBotia62SやBatutaの6.7ftバージョンなど楽しめるロッドがトランスセンデンスにもラインナップ出来てきた。
コンセプトとしてはメモリアルフィッシュをキャッチできるためのバーサタイルロッド。
しっかりと肉厚でトルクフルであらゆるターゲットのパワーを受け止めてくれる、そんなロッドを目指してきた。
海外でメモリアルフィッシュをキャッチするためにはダイビングペンシルや大型ミノーなどをしっかりとアクションさせることができるのは最前提とし、ピンポイントキャストからヒット、そしてファイトまでを不安なくこなせるブランクス性能が求められてくる。
また、スピニングの場合はベイトよりもマルチピースロッド化が難しいため、組み合わせにも苦労して時間がかかってしまった。
その結果、リールのサイズ、ラインの号数、巻けるラインキャパシティは都度調整が必要ですが、5.2ftから7.5ftまであらゆるレングス、スタイルで楽しめるロッドに仕上がってきた。
国内のリーフやマングローブでのカヤックゲームからシーバス、サワラのキャスティング、ブレードゲーム、シイラやカツオのライトキャスティングゲーム、海外のバラマンディ、トーマンからピーコックバスやタライロンカショーロゲームなどにも使っていきたいと思う。
ようやく形になったパワースピニング、Mistral-XXを是非手にとってみてほしい。
MASAAKI KATAYAMA