【TRANSCENDENCE/トランスセンデンス】Dwarve-XX / ドワーブ XX

【TRANSCENDENCE/トランスセンデンス】Dwarve-XX / ドワーブ XX

販売価格: 54,364円(税別)

(税込: 59,800円)

数量:



Dwarve-XX(ドワーブ-XX)は上流域から源流域までのあらゆるシチュエーションを自分の好きなスタイルで楽しむことが出来るマルチピースロッドです。
最大の特徴はDwarve-XXひとつでベイトゲームもスピニングゲームも成立させることが出来ること。
その恩恵により、14パターンものレングスに可変することが可能。
源流ゲームの楽しみ方が圧倒的に広がりました。
トランスセンデンスらしさとマルチピースロッドだからこそ表現できる継竿の醍醐味を存分に味わっていただけます。




【注意】#4-1と#4ー2は接続し、延長することが可能ですが、ロッドバランスが不安定になり、ルアーをキャスト時に破損する恐れがあるので絶対に接続して使用しないで下さい。
例)#1+#2+#3+#4-1+#4-2+#G+#GESのような継ぎ方はしないで下さい。

[SPEC]
Length : 3.2 - 5.7ft
Closed Length : 420mm
Piece : 5+Grip
CastWeight : スピニング 0.6 - 5.0g ベイト 2.0 - 5.0g (MAX 7.0g)
Line : PE # 0.3 - 0.6 ナイロン 2 - 4lb
Remarks : チタントルザイトガイド(予告なく変更する場合があります)


好きなスタイル、好きなレングスで

釣り道具は遊び道具。その遊びを最大限に楽しむために開発されたといっても過言ではないのがDwarve-XXです。
渓流用ロッドも渓流用マルチピースロッドも数多ある中で、トランスセンデンスがリリースすべきロッドは何なのかを考え抜いた結果生まれたのDwarveです。

​​日本の渓流は世界に誇れる美しさがあると思います。
その渓はどれ一つも同じ顔をみせることはなく、川幅や水量、バックスペースなど環境は様々。
そこにいる魚たちのサイズもまちまちです。そんな渓魚たちと環境にあった楽しみ方で楽しみたい。
それを形にしたDwarve-XXはスピニング、ベイトのメリットをその場で判断してクイックに可変することが可能です。




Dwarve-XXは渓流の上流域、源流域に特化して開発しました。
可動域の限られたエリアで攻める源流域ゲームではショートロッドが圧倒的に有利。
Dwarve-XXは3.2ftから5.7ftまで可変させることが可能です。
対象魚やエリアに合わせて好きなスタイルで楽しんで見て下さい。




Dwarve-XXはTRANSCENDENCEが渓流ゲームに求めるものを詰め込みました。
スピニングとベイトの可変を両立させるためのブランクスのベントカーブ。
ルアーへのアクション入力。
様々な要素を高次元で両立させるセッティングにしました。
ティップセクションにはソリッドカーボンとチューブラーのハイブリッドティップを採用。
スピニングでは軽量ルアーから5g程度までのルアーを軽快にキャストすることが出来、ベイトではピンポイントを撃ち抜く。
渓相にあわせたセッティングでゲームを組み立てることが可能です。




渓流ゲームは他のルアーゲームより流れのしっかりとある釣り。
それをアップで投げて誘って来ることが多い。

そんな中、着水から次のアクションをスピード感を持って移行することが警戒心の強い渓魚のヒット率を高めることが出来ます。
リトリーブだけでヒットする魚は問題ないが、しっかりとアクションをさせないと食わない魚や動かす必要のあるルアーでは柔らかいロッドでは一手も二手も遅れを取ってしまします。
そんな遅れを取らないのがDwarve-XXのブランクスセッティングです。

入力したパワーを逃さず、ルアーの動きを破綻させないブランクスパワーは何本ものセクションの組み合わせで開発した最終設定。
ティップのセクションと次の#2のセクションがルアーの動きをしっかりとコントロールしてくれます。
もちろんフッキングや魚とのやり取りで魚があばれてもしっかりと吸収してくれる柔軟さも持ち合わせています。

スピニング用として来年ころにはさらに硬いティップセクションの販売も予定しています。




Dwarve-XXのデザインは独自のウッドリールシートを採用し、スピニングリールもベイトリールも使いやすい設計にしました。
ベイトはトリガーレスリールシートですが、ベイトフィネス用のリールサイズであればグリップ部分の凹みがトリガーの役割を果たしてくれるため、違和感なくベイトゲームが楽しめます。​
また、グリップエンドはねじ込み式になっており、レングスを変えた際のバランサーウエイトの役割を担っています。






Dwarve-XXの-XXの意味は、リリースされたあとも進化することを意味しています。
現在のセッティングでも14種類の長さに可変しますが、まだまだ提案したいセッティングはたくさんあります。
今後はマルチピースロッドだからこそできる他のライトゲーム用のセッティングやEVAグリップモデルなども随時オプションとして開発していく予定です。




Dwarve-XXのガイドセッティングは試行錯誤しながら決定しました。
ベイトとスピニングを共用するのはリールシートだけではなく、リールからファーストコンタクトをうけるガイドも影響をうけます。
ベイトリールからのライン放出角度・高さ、スピニングからのライン放出幅・角度などを考慮してガイドの離隔距離・高さ・リングサイズ・素材を選定していきました。
これによりベイトでもスピニングでも共用可能なガイドセッティングとなり、飛距離・キャスト精度ともに申し分のない設定にすることが出来ました。

テスト時使用リール
ベイトリール|SHIMANO ALDEBARAN BFS、AbuGarcia Revo LTX-BF8
​スピニング|DAIWA LUVIAS AIRITY 2500, 1000, DAIWA 05イグジスト2004







滝を超えた先のイワナはどんな模様のイワナだろうか。
尾根を越えた先のイワナは何色だろうか。
初めて訪れる谷でのファーストフィッシュは、いつだってドキドキするものです。




Dwarve-XXのDwarveは西洋の神話に登場するドワーフからとった名前です。
小さきながらも力強さと匠さがあり、ロッドのバランスを知ってもらえれば色んな魚と遊んでもらえる。
そんなロッドがDwarve-XXです。釣獲した魚種数は100を超えます。





テスターインプレッション|Impression


イワナの世界を楽しく快適に旅する為の竿

谷ごとに少しずつ容姿が異なるイワナという魚を求めて日本中の山を釣り歩いていると、毎度初めての渓相と対峙することになる。
伏流を繰り返すような細流から深い淵を構えた山岳渓流まで、イワナ釣りのシチュエーションは実に様々だ。
地図やGPSを頼りに山を登り、たどり着いた谷の渓相に合わせて自由自在に竿を組み替えられればどんなに快適なことか。
普段から源流釣りを楽しんでいる方なら容易く想像できることだろう。

可変式スピニング・ベイト兼用竿を目指したドワーブXXの開発は、トランスセンデンスとして一つの挑戦でもあった。
スピニングでもベイトでも快適に使える元ガイド探し。
渓流以外でも使えるように張りのある竿を作りたいが、ベイトで軽いルアーを投げやすくもしたい。
スピニングでもベイトでも握り込みやすいグリップの開発。などなど。

書き出したらキリがないくらい、様々な我儘とも言える壁とぶつかりながらも、諦めずに丁寧に試作を作り替えては山を登る日が続いていた。
兼用竿にせず、スピニングとベイトそれぞれのモデルを作るべきではないかという葛藤を常に抱えながらも、『ワクワクする竿』を作りたいという想いを糧に4年という長い歳月を経て、様々な谷と色んなイワナ達のお陰でついに完成させることができた。

渓流ロッドとして開発されたドワーブXXの活躍の場は山釣りに留まらない。

同じくトラウトを相手とする管理釣り場やアジングやメバリングといった堤防のウルトラライトゲームは勿論、世界各地で楽しめる珍魚やレア魚を狙った小物釣りなど、シャープで張りのあるブランクスとしなやかなソリッドティップがルアー釣りだけでなく、餌釣りにも幅広く対応してくれる。

​ドワーブXXは渓流魚以外にも100魚種を超える対象魚を相手にテストを繰り返してきた経緯があり、小物釣りへの対応力はまさに折り紙付きだ。

店頭でドワーブXXを見かけたら、ぜひ手に取っていただき、継竿を組み替える楽しみと軽快さを体感しながら、ご自身が求める魚との出会いをイメージしてみて欲しい。きっとワクワクすること間違いなしだ。

​山根央之




​Dwarve-XXというロッド

大好きな釣りのトップ3に入る渓流釣り。
誰もいない、ゴミひとつも落ちていないそんなフィールドで自然の雄大な美しさに視覚的に癒やされ、自然の奏でる音に耳を傾け、魚に遊んでもらう。
そんな大好きな渓流で使うロッドが欲しかった。

大好きなフィールドで大好きなタックルで釣りがしたい。
そんな子供みたいなわがままを形にしたいと心から思った。
渓流は海外渡航やロックショアゲームと同様にパックロッドが最大限に意味をなす釣りだと思っている。

渓流用のパックロッドは市場にいくらでもある。
そんな中トランスセンデンスがリリースすべきはどんなロッドなのか。
それを問い続け着想から6年、ようやく形になったのがDwarve-XXでした。

​渓流ロッド選定でとても悩むのはレングス。
通うエリアによって欲しいレングスも硬さも違う。
ある程度のタックルがあれば渓流魚は相手をしてくれるのも事実。
そんなターゲットを最大限に楽しめるロッドを作りたい。
その結論がスピニングとベイト共用のマルチピースロッド構想だった。

バーサタイルなスタイルで遡行が出来るスピニングに加え、ゲーム性とピンスポット性能を高めたゲームが出来るベイトスタイル。
これを一度に出来たらどんなに楽しいことか。

​釣りは趣味、遊びだ。
最大限楽しめる道具でないといけない。
車を降り、山道を歩き、わくわくしながら水辺を目指す。
そして待ちきれない気持ちを抑えながらタックルを組んでいく。
そんな時間をさらに楽しくするような道具でないと意味がない。

​もちろん渓流ロッドに求められる基本性能は十分に備えているのは大前提としてだ。
ようやく完成にこぎつけたこのDwarve-XXを是非手にとってほしいです。

そして一緒に作った仲間、キミくんこと山根央之。本当に一緒に作る時間、誰もいない渓流で火を焚きながら過ごした時間は一生の思い出た。
彼がいなければこのロッドは出来ていなかった。

そんな思い出をみなさんもDwarve-XXとともに作って欲しいです。

​片山正顕