【TRANSCENDENCE/トランスセンデンス】Ghibli80S / ギブリ80S

Ghibli80S｜ギブリ80S。

日本のオフショアキャステングゲームのターゲット ヒラマサ、ブリ、キハダ、GTを視野に入れたキャステングロッドです。
4ピースから形成されるGhibli80Sは最良のバランスを求めて設計したことで軽量ながらもトランスセンデンスのオフショアロッドシリーズの中で最高クラスの強度を実現しました。

どんなモンスターがヒットしても安心してロッドに自身のパワーを委ねられます。
ライトウエイトの30gくらいのルアーから100gくらいまでのルアーを快適にキャスト、操作することが可能です。
それでいて20kgクラスのヒラマサや大型のキハダもコントロール可能な懐の深さがあります。

マルチピースロッドだからこそ味わえるパフォーマンスを体感してください。




（SPEC）

Length : 8.0ft
Closed Length : 620 - 750mm
Weight : 265g
Line : PE#4 - PE#6
Drag Max : 10kg
Lure : 40 - 100g
Guide : Titanium, Sic mix
Blank : 4 axis carbon
Grip : Flexible grip


BEYOND THE TWO-PIECE ROD

Ghibli80Sはオフショアマルチピースロッドの可能性を最大限に追求し、通常のオフショア2ピースモデルに遜色のないモデルに仕上がりました。
Laulau83GTSでカバーしずらいライトウエイトのルアーをカバーし、ブランクスを国内のヒラマサ、キハダゲームにフォーカスして開発した4ピースオフショアキャスティングロッドです。

​スーツケースに斜めに収納することで移動が可能な仕舞寸法にし、4ピース化することで大幅な軽量化に成功しました。
ブランクスのバランスもテストサンプルを作り続けることで絶妙なバランスのブランクスにたどり着きました。
ブランクスはトランスセンデンス史上最高レベルの強度をほこりながらもスムースなベンドカーブを描き、耐えながらもロッドをしっかり曲げることで魚に負荷をかけ続けられるブランクスに仕上がりました。

​Ghibli80S、全てのアングラーに触って欲しい1本です。






ティップセクションは30-50gのルアーからキャストしやすいように弾性の高いカーボンシートを採用し、しっかりとウエイトを載せてあげることでライトウエイトプラグから100gをこえる120gまでのダイビングペンシルを軽快にキャスト可能です。
また、キャスタビリティも高く、ボイルした魚をピンポイントにキャストすることのできるシャープなブランクスです。

バットセクションは不意の大物も受け止めることが可能なバットセクションで構成されています。
Ghibli80Sはロッド全体をしっかりと曲げこんで魚のパワーを受け止めてくれます。
ロッドの記載ではドラグマックス10kgと記載されていますが、14000番クラスのリールでスムースにドラグが出る実用ドラグ14kgをマックスドラグにしても問題ありません。
60°での破断強度にはまだまだ余裕があります。

Ghibli80Sはターゲットサイズを選べないヒラマサ、キハダゲームにおいて、目の前にいるターゲットに対してルアーサイズ、ターゲットサイズを選ぶことなく挑むことが可能なスペックに仕上げました。
50kgまでのほぼ全てのターゲットにアジャスト出来るブランクスは、カーボンシート、樹脂の選定を徹底的にすることで日本のオフショアキャスティングゲームに最適なジャパンスペシャルGhibli80Sが生まれました。​






RVガイドをバットガイドに採用し、絶妙なガイドの離角距離を確保することで14000番クラスのリールから20000番クラスまでのリールに適合。
ラインの放出もスムースにこなします。







■テスターインプレッション

​全てのオフショアアングラーに触って欲しい1本

海外遠征を想定したものではなく国内遠征、特にヒラマサ、キハダに特化したキャスティングロッドが欲しかった。
よりセンシティブに、セレクティブにあらゆるルアーを駆使して挑む国内のオフショアキャスティング。

ターゲットに応じて春、夏、秋、冬のパターンが存在する。
使うルアーウエイトも様々だし、使うラインの号数も4-10号と幅広い。
表記は#4−#6と記載されているが、#8のPEラインでも問題なく使えるガイド設定になっている。

そんなあらゆるシチュエーションで使えるのがGhibliだ。
ルアーをしっかりとブランクス全体で受け止め、遥か彼方にルアー飛ばすさまはGhibliの名に相応しい。

Ghibli、この名前は地中海に吹く風の名前であり、イタリアの戦闘機の名前でもある。
力強さ、軽快さ、汎用性の高さから名付けたこの名前に勝るスペックを兼ね備えている。
​
ワンアンドハーフのキャスティングロッドに勝る汎用性の高さは、マルチピースロッドだからこそ出来たロッドバランスに仕上がった。

1日中キャストしても疲れない軽量ブランクスはヒットしたあとの魚のやり取りもとても楽。
ブランクスのベントカーブはスムースで魚をかけていて楽しい。
そんなGhibli80Sは国内のあらゆるフィールドで最適な1本に仕上がった。

​Masaaki Katayama


スピニングパックロッドの可能性

Ghibli80Sは遠征の際に携行が容易なマルチピースロッドでありながら、軽量かつ強靭で小型-中型プラグを扱い易いオフショアキャスティングロッドである。

遠征するような地域であっても近年は難しい状況も多く様々なプラグを投げる必要があるように思う。
当然ロッドも1本で全てをカバーするというのは無理があり、Ghibli80SとLaulau83GTS Rev2.0を上手く使い分けることでより魚のバイトを引き出せるはずである。

とても軽量であることから体力に自信のない方や女性の方にもとてもお勧めできる一本だと思う。

Ghibli80Sのコンフォートプラグウェイトとしては30g-100g程度であるとテストでは感じた。
小型の餌に固執するマグロ類や春のヒラマサなど意外に出番は多い。
テストで特に印象に残っているのは春の日本海丹後エリアで45gの小型プラグに飛び出してバイトしてきた19.5kgの立派なヒラマサだ。
浅瀬でのヒットであったがしっかり曲がって復元してくれるブランクのためか魚を怒らせずキャッチに至った。
私の地元でのキャッチでもあり、サイズ以上に思い出になった魚であった。 　

マルチピースロッドと共に行く航空機や鉄道での遠征は、持って行く全てのロッドがマルチピースロッドであってこそその利便性を最大限に発揮する。

Ghibri80SというLaulau83GTS Rev2.0の弟分が誕生したことは遠征先で選択肢が増えるということを意味し、さらに幅広い場面に対応できるようになったということである。
オフショア遠征スタイルに新しい風が吹き、私自身もこれからの遠征が楽しみでならない。

​Keisuke Doi