【真冬のデッドスローはナイロンラインが正解?!】

こんにちは!
YOUTUBERのバスキエです!

厳しい寒さが続きますが皆さんはバスフィッシング楽しんでますか?
最近バスキエはめっきりベイトフィネスメインですが、季節その対極にある強い釣りが効いてくるタイミングに突入しています。



そろそろ強めのタックルで巻きたい!
とはいえ、ハイシーズンのようにバイブレーションをグルグル!ッド~ンとはいきません。
そう、これから3月くらいまではデッドスローの季節です。

この時期体力のない30㎝くらいまでの小さな個体は水温の安定したディープや、温排水が絡むポイントで凍りついています。
バスの餌となるベイトもまた、寒さから堆積した落ち葉の下や水温の安定した場所で身を隠しています。
そして、体力のある大きな個体だけが凍てつく寒さに負けず体力を温存しながら貴重な餌を探して縦横無尽に泳ぎ回っているのです。

体力のあるバスといっても季節は冬、身に命の危険を感じない限りはゆっくりスローに移動します。
そのスローなバスを狙うのですから、もちろんルアーもスローに動かさなくてはいけません。

【虫の速度】
名前の通り、デッドスローですからリトリーブ速度はスーパースローになります。
でも、一体どのくらいの速度で巻いていいか正解が分からないという方は虫の歩く速度を意識してください。
虫はアリでもカブトムシでも良いのですが、とにかく虫が地面を歩いている速度です。
「え?そんなに遅く巻くの?」
そうなんです、そんなに遅く巻くんです。
「ほぼ動いていない、いや、よく見たら動いてる!」くらいがベストだと思っています。

まずはルアーを見える場所に投げて、どのくらいゆっくり巻けばその速度になるのか試してみてください。
何投か試して感覚がつかめたら、実際にデッドスローにストラクチャーを感じて巻くと良いでしょう。
どうしても感覚が分からない方は、ロッドをさびいて(ロッドワークでルアーを動かす)と比較的正確にデッドスローを演出できると思います。



【バイトが無くても魚は見ている】
極寒の中、虫が歩くスピードでハンドルを動かすので、この釣りは見た目がかなり地味です。
でも、このセオリーが広がっているということは、確実に実績が出ている証拠でもある思います。
そしてバスキエ的なこの釣りの面白さは、ボトムコンタクトです。
寒さに耐えながらゆっくりハンドルを巻いているとブレイクや残りウィード、倒木などにググッとスタックするタイミングがあります。
そう、スタックした時が最大のバイトチャンス!
そんな時は決してロッドは煽らずプリっとリーリングですり抜けさせてください。
バスからの反応が遠のく季節なので自信を失って雑になりがちですが、魚は意外とルアーを見ています。
バイトの種類は様々です、トンッという吸い込み系からノッシリした外掛かり系まで、気を緩めず、ラインも緩めずゲットしてください。



【デッドスローの定番ルアー】
定番ルアーはいくつかあります。
バスキエのお気に入りをいくつか紹介しましょう。

・ジャッカルクルーバー SF
まさに琵琶湖のデッドスローゲームの為に作られたデッドスロー専用ルアーです。
ウエイトは1.4ozで固めのMやMHタックルでも投げられます。
ポイントは”動かないジョイントベイト”であることです。
人間はクネクネ曲がった方が釣れそうに思いますが、かすかに動く制限された可動域がポイントです。
漂わせてみると弱ったベイトそのもの。
食べてくださいオーラ出まくりできっと厳しい冬の強い味方になってくれるはずです。



・OBASSLIVE MOLAMOLA
デッドスローフローティングバイブという新たなジャンルを作った名作です。
逆風でもカッ飛ぶルアーはバイブレーションならではでウエイトも3/4ozと理想的。
個人的にはドリューが好きで、スローシンキングにウエイトチューンし、ゴツゴツしたロックエリアを小突いて誘います。
バイブレーションでは引っ掛かるエリアもクリアしてくれるので冬以外でも重宝します。



・DRT タイニークラッシュ
昔は入手困難だったルアーですが、今となってはさほど困難なく買うことができます。
このルアーは意外とパワーがあり、魚を寄せたい、そして少し上を意識しているタイミングに使うと効くことが多いです。
ビッグベイトクランキングなんかにも最高です。
早く巻いても良し、でデッドスローゲームにも使える万能タイプだと思います。



・Phat lab ネコソギ
自重2オンス(約56グラム)のウエイトを採用し、浮き上がりを最小限に抑えたスローフローティングに設定されています。
大きなリップは移動距離を抑えつつ、ボトムの障害物をかわす役割を持っています。
デッドスローゲームを語る上で外せない元祖ヨタ巻きルアー。
価格が高いので根掛かりすると立ち直れないですが、実は年中釣れる万能ルアー。
クランキングも良し、ヨタ巻きするもよし、ただ巻くだけ釣れます。
個人的には無風の鏡面コンディションに効くイメージです。
根掛かりが気になる方はSS、XXXがおススメです。



・ジャッカル デッドスローラー(フルコンタクト)
2024年12月発売の新商品、モノにぶつけてバイトを誘うシャッドテールの新発想メソッドルアーです。
ジャッカルの人に聞いたところ、ノーマルにネイルシンカーを刺して使っていたが、指す位置で泳ぐ姿勢がマチマチ。
わざわざシンカーを刺さなくても安定させて泳がせたいという要望から誕生したそうです。
これを感じたのは私だけではないと思いますがこのデッドスローラー、デッドスローに泳がせるとテールは動きません。
このルアー、デッドスロー引きの時はテールは動かさなくてOKだそうです。
I 字系のようにテールを動かさず、ストラクチャーにコンタクトさせて食わせるルアーになります。
ルアーがストラクチャーにコンタクトしたとき、リブが障害物を噛んでスタックし抜ける時にリブに溜まった気泡や速度・水流変化と様々な要素が合わさりバスのスイッチを入れてくれるルアーです。
オフセットフックによるスナッグレス性も魅力の一つですね。



そして大切なのがラインです。
上記で紹介したルアーなら、基本的に16lb以上になるかと思います。
バスキエ的にはモノフィラメントをメインにしています。

基本的な選択基準としては水深です。
水深4m以上ならフロロ、シャロ―ゲームならナイロンと使い分けています。
以前の記事でもお伝えした通り、ナイロンは水中を漂うので根掛かり防止になります。
また、スローフローティングのルアーの浮力調整をラインの比重を利用し微調整することもあります。

例外としては上記でご紹介したデッドスローラーフルコンタクトを使う際、そのスナッグレス性能とボトムの変化に擦りたいので、そんな場合はフロロを使ったりします。
フロロカーボンラインはこれ一択↓
https://www.hedgehog-studio.com/product/27948

バスキエおススメナイロンライン↓
https://www.hedgehog-studio.com/product/28237

さて、今回は冬のデッドスローフィッシングについて書いてみました。
皆さんも寒さに負けず、防寒対策をしっかりしたうえで、冬のビッグバスをものにしてください。

それではまた次回お会いしましょう。

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【バスフィッシング消費者の部屋】YouTuberバスキエのコレイイヨ!
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