【シーガーの社員に聞いたほんとの話】

こんにちは!
YOUTUBERのバスキエです!

この記事がアップされる頃にはパシフィコ横浜の釣りフェスティバル2025、フィッシングショー大阪2025の開催が終わり、多くのアングラーが各社の新商品を手に取られたことかと思います。



個人的に今年の目玉と言えば何といっても25アンタレス100!
パシフィコ横浜で想像以上の静粛性を目の当たりにして、購入を決意しました。
100とあえて明記しているという事はつまり、他のサイズも・・・
なんて想像していると何杯でも飲めそうです(笑)



そんな年に一度の釣り人の為の祭典は、消費者であるバスキエが唯一メーカーの方にお話しをうかがえる貴重な日でもあります。

そんな釣り人の為の祭典、釣りフェスティバルにて私が絶大な信頼を置くシーガーR18シリーズを打ち出すクレハ化学のシーガーブースに行ってきました。



貴重なお話しをシーガーの社員さんに直接伺えたので、今回はその話について書いていきたいと思います。
以前の記事でもお伝えしたしたことがあるのですが、バスフィッシングにおいてバスキエが絶対的に信頼しているラインがシーガー、R18シリーズです。



何がそんなに良いのかについては是非過去の記事も参考にしてみてください。
https://www.hedgehog-studio.com/page/711
https://www.hedgehog-studio.com/page/741

【そういえばそうだ、親会社はクレラップで有名なクレハ化学】
過去にも書いた通り、R18シリーズはとにかく切れない、
バスラインの中には質の良いラインが沢山ありますが、R18は別格と言っても過言ではありません。
釣り具屋に並んでいるほぼすべてのラインを試しましたが、シーガーが販売するラインは間違いありません。

特にその良さは細ければ細いほど、他社との差が大きくなる気がします。
そして、扱う素材の高さはトップ50をはじめ、トーナメンターの中でも有名な話だそうです。

この熱い思いをシーガーのスタッフさんにぶつけたところ、こんな一言が。

「親会社はクレラップで有名なクレハ化学です、良質な材料の調達と素材選びには自信があります!」と。



そう、シーガーの母体は従業員数が連結で4717名、売上高は1700億円越えの強力なマンモス企業です。
これで全てに合点がいきました。
さすがです、メインは化学製品や機能製品事業なのに、そんな超大手が釣り業界にいてくれてありがとうございますと、ブースに向かって手を合わせそうになりました。

しかし、「素材選び」とはどういうこと?
フロロはフロロ、素材はどこも同じじゃないの?なんて素人感満載で聞いてみたところ、同じフロロでも素材の特性に違いがあるそうです。

【素材によって向き不向きがある】
例えば、同じフロロカーボンでもしなやかな素材、コシのある素材、ネジレに強い素材など色々あるそうです。
R18の中でも上位クラスのリミテッドシリーズはその異なった特製の素材を2重構造にし、その組み合わせで他社には真似できない特性が出せるそうです。

【他社にはない2つの製法】
シーガーの回し者だとか言われてしまいそうですが、この二つの製法がシーガーの強さたる所以だと思うので明記しておきます
・FNT製法(Flexible Non-Twist製法)
従来の強さにしなやかさと糸よれしにくさ、縮れにくさをプラスする新技術。



一般的にフロロカーボンフィッシングラインは、強度アップを図ろうとした場合、硬く、巻きグセがつきやすくなります。
久しぶりに釣りに行くとグルグルにコイル状になるアレですね。
また、糸よれが発生したり、スピニング等の極細ポンド数では縮れやすくなります。
従来までの技術でこれを解決しようとした場合、どうしても強度を犠牲にするしかなかったそうです。

シーガーはこれらの現象を評価・数値化し、この改良方法について研究を重ね、強度を落とす事無く、効果的に糸よれ、縮れを改良し、しなやかで使い易い釣糸を生み出す画期的な新技術「FNT製法」(Flexible Non-Twist製法)を開発。
*このFNT製法はバスラインだとシーガーフロロリミテッドのみに採用されています。

・二重構造
フィッシングラインの弱点は結び目。
より高い結節強度の追求が、独自の二重構造技術を誕生させたそうです。
例えば、R18シリーズの最高クラス、フロロリミテッドシリーズはフロロカーボンが2重構造になっています。
これは、異なる性質のフロロカーボンを二重構造にすることで、結び目の強さはもとより、衝撃に対する強さ、摩擦に対する強さなど、フィッシングラインに幅の広い強さを与えることができるようになったそうです。



【意外と知られていないランク付け】
白パッケージのフロロリミテッドが最高ランクなのは認識していましたが、シリーズにはそれぞれ製品ランクがあるそうです。
ちなみにシーガーシリーズのランク付けとしてはこんな感じです。



驚きなのは、タクトとお徳用は、素材の特性が違うだけで、ランク差は特に無いのだそう。
そして、茶色いハードもリミテッドなので白パッケージと同ランク。
上位の二つの差はFNT製法採用か否かのみです。

何度も言いますが回し者ではありません。
普通にいつも釣り具屋で買ってますから(笑)

なるほど、色々聞いてみると納得の良さ、特にベイトフィネス、極細ラインのスピニングタックルには白パッケージのフロロリミテッドを是非試してみて下さい。
https://www.hedgehog-studio.com/product/27948

マジで切れないんで。
さて、今回は釣りフェス2025でシーガーの方に伺った知られざるシーガー秘密について書かせていただきました。
少しでも皆さんの釣り糸選びの参考になれれば嬉しいです。
それではまた次回お会いしましょう!

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【バスフィッシング消費者の部屋】YouTuberバスキエのコレイイヨ!
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