「ライン(釣り糸)の色で釣果は変わる?!」
こんにちは!
YOUTUBERのバスキエです!
スポーニングシーズンにシャッドを使ったサイトフィッシングにチャレンジしてみました。
ラインは初めて使うサンヨーナイロンさんの「GT-R nanodaX」!
ヘナヘナにしなやかだけど、フロロ並みの感度をもつイケてるラインです。
釣り具屋さんにはあまり売っていないので見つけたらまとめ買いです(笑)。
さて今回はライン(釣り糸)の「色」について書いていきたいと思います。
皆さんはラインの色、気にされたことはあるでしょうか?
ここでクイズです。
「Q,ピンクの釣り糸と透明の釣り糸、どちらの方が多くの魚をキャッチできるでしょうか?」
正解は、「その時々による」です。
「そんな答えずるい!」と言われてしまいそうですが、私なりの持論があるので今回はそのあたりを書いていければなと思います。
こんな事を言うと元も子もありませんが、魚になって見てみないとラインの糸が釣果に影響するかどうか、真実はわかりません。
それを前提に読んで頂きたいのですが、このパターンにこういった反応を見せるという経験があるのも事実。
まず、多くの魚は近眼(近くにピントがあって遠くの物はボケて見える)だと言われています。
上記の動画で試している、ソウルシャッドのリアクションの釣りなんかも、この近眼であることを仮定するとつじつまが合います。
ぼんやり遠くで動いていた物体が高速で自分の目の前で急停止し、魚の形状だと認識した瞬間つい、口を使ってしまう。
人間だって同じ状況ならビックリして手で払いのけたくなりますよね?
つまり、魚は一定の距離(感覚で言うと50㎝~1m前後)までルアーを接近させなければ、ぼんやり何かが動いているくらいにしか認識できていないと想定できます。
すると、以前ご紹介したように、水との屈折率の近いフロロなんかはほぼ見えていないのではないでしょうか。
私は魚を捕るためにラインの色を気にし過ぎるする必要は優先順位としては低いと考えています。
それよりも水切り音などのラインメンディングや、ラインによって出来る影の方に気を使いたいところです。
それではなぜ、様々なメーカーから色付きのラインが販売されているのでしょうか?
色付きラインの必要性についてはズバリ、「特定の状況下において、人間の目でラインを認識しなければならない必要性がある」からです。
今回はその理由を2つに絞って見ていきたいと思います。
◆天候・フィールド
色付きラインの出しどころっていつなんでしょうか?
まず、元々視力が良くない方には色付きラインが安心です。
ラインの色が与えるプレッシャーより、ラインメンディングで軽減できるプレッシャーの方が大きいと考えているので、派手でも見えやすいラインを選びましょう。
また、視力が良い方でも「ローライト+爆風」となるとどの向きにラインが流れているのか、ラインを見失いがちです。
流れの強い大型河川や流れ込みなんかもよくラインが見えなくなります。
こういった状況が多いフィールドや、雨の多い6月なんかも色付きラインは重宝します。
ラインが見えないと、メンディング、トレースコース、フッキング角度、全てにおいて戦略が立てられませんしね。
バスキエは色付ラインを使うとき、シューター・FCスナイパーBMS AZAYAKAをよく使います。
このラインは読んで字の如く、何せ鮮やかです。
クリア、ピンク、イエローグリーン、オレンジ、グレーの5色で構成されていて、色の選別と配色は感性工学に基づいて考えられているそうで、人間の目からハッキリを認識できるカラーが選ばれています。
しかし、不思議と水に良くなじむカラーで悪天候の強い味方になってくれるはずです。
しかもメインの太さは75m巻きになっているので、リールに巻いたときのラインの量が丁度良いのです。
◆水の色
例えば雨のあとのコーヒー牛乳みたいに水が濁っている場合は、ぶっちゃけ海用の超カラフルなPEや、蛍光ピンクなどハデハデラインでも魚は認識できません。
しかし、リザーバーのバックウォーターなどスーパークリアな状況でルアーを超接近させて魚眼のピントが合う範囲で狙うときは無色透明の細いラインが安心です。
さきほども述べたように、魚は近眼といわれています。
そのため、クリアウォーターであってもよーく見ないとしっかり物体が何なのか見えないのです。
これはサイトでもブラインドでも同じことで、おじいちゃんが新聞を離したり近づけたりして読むように、魚はその物体が何なのか凝視し、それが警戒すべきものか否かを判断しています。
吊るしの釣りなんかも視力が良くないために、ルアーの前を何度も行ったり来たりして凝視しないと安全かどうかが判断できないんだと思います。
その時、ラインが太く影を落としてしまったり、少しでも魚が違和感を感じると口を使ってくれません。
バスキエがリザーバーのスーパークレバーな魚を狙うときはクレハ・シーガーのフロロリミテッドを使います。
こちらは他社製品に比べて同じ強度でもライン径が細いので、余計なプレッシャーを与えにくいです。逆にこのラインで見切られれば、それは狙うべき魚ではないと諦めをつけて他の魚へターゲットを切り替えています。
https://www.hedgehog-studio.com/product/27948
さて、今回はラインの色について色々書かせていただきました。
皆さんも色々なラインを試して、魚の反応を見てみてください。
それではまた次回!!
----------------------------------------
他にも記事を随時更新してます!
【バスフィッシング消費者の部屋】YouTuberバスキエのコレイイヨ!
>> 目次に戻る場合はこちら
----------------------------------------