レボ LTX BF8のベアリング交換方法




サイドカバー下にあるレバーを矢印のように動かしてロックを外し、サイドカバーを取り外します。




すると、リール本体・サイドカバー・スプールに分解することが出来ます。




用意していただくのは、交換用ベアリング2個とベアリングストッパーリングを取り外す時に用いる精密マイナスドライバー、スプールベアリングリムーバーです。




なお、メカニカルブレーキノブ内にもベアリングが配置されていますが、レボの場合、このベアリングはクラッチを切るとフリーになり回転しないベアリングです。
キャストの際には回転していないベアリングになりますので、交換しても飛距離は変わりません。
そのため、かっ飛びチューニングキットではベアリング交換をしませんが、下記の対応べアリングに交換することで巻き心地などを向上させる効果がございます。

1030AIR HD or 1030AIR or 1030AIR BFS or 1030ZR or 1030ZHi


サイドカバー部分のベアリング交換方法




まず、矢印のベアリングストッパーリングを取り外します。




精密マイナスドライバーをベアリングストッパーリングの切れ端部へ写真のようにあて、ベアリングストッパーリングを少し内側へ押しながら下からすくい上げると取り外すことが出来ます。




この時、ベアリングストッパーリングを反対側の指で軽く押さえながら作業するとパーツの紛失を防ぐことが出来ます。もし不意に紛失した場合でも予備のベアリングストッパーリングも準備しております。




ベアリングストッパーリングを取り外した後、純正ベアリングを取り出します。
この時、ハンドルノブキャップリムーバーなどを使えば簡単にベアリングを引っ掛けて取り出すことが出来ますのでオススメです。




ベアリングストッパーリングを取り外せば純正ベアリングが取り出せ交換が可能になります。




交換用ベアリングを取り付けた後、ベアリングストッパーリングを指で押し込んで内部の溝にはめ込みます。
ベアリングストッパーリングがうまくはまらない場合はベアリングを奥へ押し込んでから再度作業されてみてください。




各パーツが問題なく取り付けられていれば無事作業完了です。


スプールシャフト部分のベアリング交換方法




スプールシャフト部のベアリングもスプールベアリングリムーバーを使えば交換が可能になります。




シャフトピンの取り外しにはスプールベアリングリムーバーを用います。


※注意




この時、アブリールのスプールシャフトピンには左右で太さに違いがあります。
必ずスプールシャフトピンの細いほうから作業を行ってください。

スプールベアリングリムーバーの詳しい使い方は商品ページをご覧ください。




ここまで分解するとスプールからベアリングを取り外すことが出来、ベアリング交換が可能になります。




ベアリング取り付け後、シャフトピンを再びスプールベアリングリムーバーを用いて取り付けます。
この時は、スプールシャフトピンの細い方からスプールシャフトへパーツを取り付け、太い方をスプールベアリングリムーバーで押して取り付けるようにしてください。




スプールシャフトを取り付ければ作業完了です。




最後にリールを組み立て、問題がないか動作確認を行ってください。