タトゥーラHLCのベアリング交換方法
タトゥーラシリーズ(ノーマル・HD・HLC)は、どのリールもベアリングの交換方法は共通です。
サイドカバーのブレーキダイヤル部にあるブレーキダイヤルスクリューを緩めてサイドカバーを取り外します。
すると、リール本体・サイドカバー・スプールに分解することが出来ます。
今回ベアリングを交換する箇所はメカニカルブレーキノブ部とサイドカバー部になります。
タトゥーラはスプールシャフト部にはベアリングが取り付けられていません。
また、追加で取り付けることも出来ませんのでご注意ください。
用意していただくのは、交換用ベアリング2個とベアリングストッパーリングを取り外す時に用いる精密マイナスドライバーだけです。
サイドカバープレート部分のベアリング交換方法
まず、矢印のベアリングストッパーリング(五角形のワイヤーリング)を取り外します。
精密マイナスドライバーをベアリングストッパーリングの切れ端部へ写真のようにあて、ベアリングストッパーリングを少し内側へ押しながら下からすくい上げると取り外すことが出来ます。
この時、ベアリングストッパーリングを反対側の指で軽く押さえながら作業するとパーツの紛失を防ぐことが出来ます。もし不意に紛失した場合でも予備のベアリングストッパーリングも準備しております。
ベアリングストッパーリングを取り外した後、純正ベアリングを取り出します。
この時、ハンドルノブキャップリムーバーなどを使えば簡単にベアリングを引っ掛けて取り出すことが出来ますのでオススメです。
ベアリングストッパーリングを取り外せば純正ベアリングが取り出せ交換が可能になります。
交換用ベアリングを取り付けた後、ベアリングストッパーリングを指で押し込んで内部の溝にはめ込みます。
ベアリングストッパーリングがうまくはまらない場合はベアリングを奥へ押し込んでから再度作業されてみてください。
各パーツが問題なく取り付けられていれば無事作業完了です。
メカニカルブレーキノブ内部のベアリング交換方法
タトゥーラのメカニカルブレーキノブ部のベアリングは通常のリールと異なり、メカニカルブレーキノブを外しただけではベアリングを取り外しすることが出来ません。
リール本体の内側からベアリングを取り外しする必要がありますので、リール本体を分解する簡単な手順を説明します。
まず最初に、ハンドル本体とスタードラグを取り外します。
次に、ワッシャーやベアリングなどをすべて取り外します。
サイドカバーを固定しているビスを3本取り外します。
ここまで分解するとサイドカバーをリール本体から取り外すことが出来、ベアリングを取り出せます。
精密マイナスドライバーをベアリングストッパーリングの切れ端部へ写真のようにあて、ベアリングストッパーリングを少し内側へ押しながら下からすくい上げると取り外すことが出来ます。
※タトゥーラCT・タトゥーラCT タイプRの場合
タトゥーラCT・タトゥーラCT タイプRはメカニカルブレーキノブ部のベアリングがベアリングリテイナーというパーツで固定されています。
ベアリングストッパーリングと形状は異なりますが、このパーツも精密マイナスドライバーを使って、パーツを下からすくい上げるようにすれば取り外すことが出来ます。
この時、ベアリングストッパーリングを反対側の指で軽く押さえながら作業するとパーツの紛失を防ぐことが出来ます。もし不意に紛失した場合でも予備のベアリングストッパーリングも準備しております。
ベアリングストッパーリングを取り外した後、純正ベアリングを取り出します。
この時、ハンドルノブキャップリムーバーなどを使えば簡単にベアリングを引っ掛けて取り出すことが出来ますのでオススメです。
ベアリングストッパーリングを取り外せば純正ベアリングが取り出せ交換が可能になります。
交換用ベアリングを取り付けた後、ベアリングストッパーリングを指で押し込んで内部の溝にはめ込みます。
ベアリングストッパーリングがうまくはまらない場合はベアリングを奥へ押し込んでから再度作業されてみてください。
これでベアリング交換は完了になります。
続いてサイドカバーやスタードラグ、ハンドルを元に戻していきます。
まず、ドラグカラーをハンドルシャフトに取り付けます。この時、ドラグディスクワッシャーの穴にドラグカラーの突部をきちんとかみ合わせてください。
3本のビスを締めてサイドカバーを固定します。
ベアリングとワッシャー(シルバー)の順番でハンドルシャフトに取り付けます。
音出しホルダーをハンドルシャフトに取り付けます。
皿ワッシャー2枚とワッシャー(金)の順番でハンドルシャフトに取り付けます。
皿ワッシャーは写真のようにそれぞれ反対向きで取り付けを行ってください。
固定ナットとスプリングをハンドルシャフトに取り付けます。
スタードラグとワッシャーをハンドルシャフトに取り付けます。
スタードラグの内側には固定ナットに合う溝がありますのでそれに合うように取り付けを行ってください。
最後にハンドルを固定して、スプールやサイドカバーを組み込み、動作に問題がないか確認を行ってください。