SHIMANO17カルカッタコンクエストBFS HGとカスタムクラッチの相性
KAKEDZUKA DESIGN WORKSです。
先日HEDGEHOG STUDIOから今期発表されたばかりの17カルカッタコンクエストBFS HGをお借りしてきました。
実機を手にとってガン見してるのですが中々良いですね。
元々カルカッタシリーズはボディーがマシンカットで作りこんであるので、見た目にも剛性感があってすばらしいリールだと思ってます。
SHIMANOのルアー用リールの最高峰という位置づけですよね。
自分としては14カルカッタコンクエスト101を所有してるので、それ用のカスタムパーツを手がけさせてもらってるのですが、その中にジュラルミンカスタムクラッチというのがあります。
今回の17カルカッタコンクエストBFS HGもそうなのですが、ここまで作りこんであるリールに、唯一?クラッチだけが樹脂パーツなんですよね。
基本的に今市場にあるほとんどのリールがそうなんですが、クラッチが樹脂製なんですよ。
まあ、クラッチなんて切れれば良いじゃん、と思われるでしょうか(笑。 でも、この部分はちょっと拘りたいと思うんですよね。
ジュラルミン製オフセットクラッチ
14カルカッタコンクエストの時に感じたんですが、クラッチの位置が自分には高かったんですよ。
ちょっとクラッチが切りにくいと感じたんですよね。
で、クラッチを製作する事になった時に、どうせならオフセットさせて切りやすくしようと思ったんです。
その思惑が形になったのが現在販売されているジュラルミンオフセットクラッチなんですが、今回の17カルカッタコンクエストBFS HGには嬉しい誤算がありまして(笑。
ベイトフィネス用の丸型リールという事で、ボディーサイズはそのままで、スプール径が小さくなってるんですよ。
でも、さすがにクラッチまでは専用設計できなかった(技術的にという意味ではありません)らしく、14カルカッタコンクエストと同じものがセットされているようです。
そこで今までのクラッチの互換性を確認したところ、まんまとセットできるではありませんか!
そしてフィッティングしてみたところ、まるで「この為に作ったんじゃないか」と思えるほど違和感がありません(笑。
ジュラルミンの削り出しという事で、パーツ自体の重量はわずかに重くなります。
元々重量的に軽いリールではありませんから、多少の重量増は許される範囲ではないかと勝手に思い込んでおります。
そもそも巻きモノに特化したリールの場合、手元に重量があるのはむしろ操作性の向上に貢献してるとも言われてますからね。
カラーセレクト
さて、そんな訳で見た目と機能を両立したジュラルミンオフセットクラッチですが、どうせなら色も自分の好みに変えてしまうと楽しいですよね。
このクラッチにはレッド・ブラック・ガンメタ・シャンパンゴールドの4色のラインナップがあります。
まあ今回の17カルカッタコンクエストBFS HGはボディーカラーがガンメタなので、合わせる色はこの4色で十分ではないでしょうか。
この中ではやはりレッドが中々目立ちますね。
まさに往年の赤ベロを彷彿とさせる組み合わせ(笑。
そしてシャンパンゴールドは、ノーマルのハンドルとメカノブキャップに採用されている刺し色と同じですね。
ガンメタはボディーと同じからーなので、違和感なく、それでいて1発でカスタムだとわかる重厚な感じ。
ブラックはどのリールにも間違いのない定番中の定番ですが、このリールには特に映えるように感じますね。
じつはジュラルミンのカラーアルマイトで、一番メタル感がでるのがブラックだったりします。
ノーマルスプールがブラックなので、合わせる人が一番多いのではないかと予想しております。
ちなみに自分はブレずにレッドが好きなんですが、みなさんはどう感じましたか(笑。
Written by 欠塚 実
東京都足立区の町工場で日々ものづくりに励んでます。
リールのカスタムパーツをデザインから設計、サンプル製作、そして時には自分でフィールドテストもします。
NBC房総チャプター(亀山ダム)にも参戦中です!
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