ベイトリールのベアリング交換方法

カルカッタコンクエスト50のベアリング交換方法




まず、サイドカバー側の内部キャップを反時計回りに回して取り外します。
するとリール本体・スプール・内部キャップに分けることが出来、スムーズに作業が進められます。




用意していただくのは、交換用ベアリング2個とベアリングストッパーリングを取り外す時に用いる精密マイナスドライバーだけです。


遠心ブレーキ側のベアリング交換方法




まず、ベアリングストッパーリング(五角形のワイヤーリング)を取り外します。
精密マイナスドライバーをベアリングストッパーリングの切れ端部へ写真のようにあて、ベアリングストッパーリングを少し内側へ押しながら下からすくい上げると取り外すことが出来ます。




この時、ベアリングストッパーリングを反対側の指で軽く押さえながら作業するとパーツの紛失を防ぐことが出来ます。




ベアリングストッパーリングを取り外せば純正ベアリングが取り出せ交換が可能になります。
なお、ベアリングストッパーリングは予備もご用意していますので破損や紛失された場合などにご利用ください。

ベアリングが取り出しにくい場合はハンドルノブキャップリムーバーを用いて引っ掛けるように取り出せば簡単に交換作業が出来ます。




交換用ベアリングを取り付けます。取り付け方法は単純にベアリングが入っていた部位に手で入れていただくだけです。
その後、ベアリングストッパーリングを指で押し込んで内部の溝にはめ込みます。
ベアリングストッパーリングがうまくはまらない場合はベアリングを奥へ押し込んでから再度作業されてみてください。




写真のように各パーツが取り付けられていれば無事作業完了です。


メカニカルブレーキノブ部のベアリング交換方法




メカニカルブレーキノブ内にある純正ベアリングの交換を行います。




メカニカルブレーキノブ本体を反時計回りに回すと取り外せ、組み込まれているベアリングを確認することが出来ます。

内部キャップのベアリング交換の時と同じ要領でベアリングストッパーリングをマイナス精密ドライバーで取り外します。
この時、ベアリングストッパーリングを反対側の指で軽く押さえながら作業するとパーツの紛失を防ぐことが出来ます。


・AIR HD・AIR・ZZベアリングの場合



ベアリングストッパーリングを取り外せば純正ベアリングが取り出せ交換が可能になります。
ベアリングが取り出しにくい場合はハンドルノブキャップリムーバーを用いて引っ掛けるように取り出せば簡単に交換作業が出来ます。




交換後は分解した時とは逆の手順で組み立てていただければ作業完了です。


・AIR BFSベアリングの場合



ベアリングストッパーリングを取り外せば純正ベアリングが取り出せ交換が可能になります。
ベアリングが取り出しにくい場合はハンドルノブキャップリムーバーを用いて引っ掛けるように取り出せば簡単に交換作業が出来ます。

なお、AIR BFSベアリングを取り付ける際はベアリングキットに付属している三角形型のベアリングストッパーをご使用ください




取り付け後は分解した時とは逆の手順で組み立てていただければ作業完了です。


スプールシャフト部のベアリング交換方法




カルカッタコンクエスト50シリーズのスプールシャフト部にはベアリングがあり、シャフトピンを取り外すことで交換が可能です。




シャフトピンの取り外しにはスプールベアリングリムーバーを用います。
スプールベアリングリムーバーの詳しい使い方は商品ページをご覧ください。




シャフトピンを抜けば純正ベアリングを取り外すことが出来、交換が可能になります。

なお、スプールベアリングのサイズは1150ZZサイズ(内径5mm×外径11mm×厚さ4mm )です。
お好みのタイプのベアリングをご利用ください。
1150AIR HD or 1150AIR or 1150AIR BFS or 1150ZR or 1150ZHi




交換後はシャフトピンを再びスプールベアリングリムーバーを用いて取り付ければ作業完了です。


※注意



カルカッタコンクエスト50Sシリーズのスプールは、ベアリングの交換が出来ません
シマノ純正のスプールの他、Availのマイクロキャストスプールも50Sシリーズ用はベアリングの交換ができません。

スプールベアリングリムーバーは50Sシリーズのスプールにはご使用できませんので、ご注意ください。