今回は、今年モデルのリールに焦点を当ててリールカスタム例を挙げていってみようかと思います。
選んだリールは18ジリオンTW HD。
ベースモデルとなったジリオンTWをより堅牢に、太いラインも大量に巻け、ヘビーカバーでもヘビーウエイトのルアーでも快適に使えるというHD(ヘビーデューティ)仕様。
ハンドルもパワーフィッシングに対応した100㎜サイズ、通常平ノブより大型でさらに握りやすくなっている円柱型ノブが標準で搭載されているという豪華仕様でカスタムする余地は無いように思われるかもしれませんが、ジリオンシリーズの派生モデルということで、カスタムパーツを取り付ける余地はあります。
まあ、前回ご紹介しました17タトゥーラSV TWよりは取り付けできるパーツがかなり限られてしまいますが(^ ^;)
ちなみに、純正状態は下写真です。
それでは、早速パーツを組み込んでいきたいと思います!
まずはコチラ!
表1
合計:10,060円(税抜)
ヘッジホッグスタジオ製カラーパーツでカラーカスタム&ベアリング追加をした場合の試算です。
まず、カラーパーツですが、旧ジリオンTWと比べて取り付け出来るパーツ数が減っております。
・サイドカバープレートの固定方式が変更されている為ブレーキダイヤルスクリューは取り付け不可。
・純正ハンドルのリテーナーの形状が独自規格のものになっておりますので従来のリテーナーは使用出来ずボルトのみ使用可能。
・スタードラグは弊社のオフセットスタードラグ SD-ZTW-SFが取り付け可能です。
・メカニカルブレーキノブは、今回は弊社のメカニカルブレーキノブ ZTWを組み込んでおりますが、次回生産未定の商品の為在庫が無くなりますと再現が出来なくなる場合がございます。また、SLP
WORKSから発売されているメカニカルブレーキノブLという商品も取り付けが可能です。
・スプールは、今回純正スプールをそのまま組み込んでいますが、SLP WORKSから発売されているRCS ベイトキャスティング 1514 HLCスプールとRCS
ベイトキャスティング 1516 HLCスプールが取り付け可能と公式HPにて発表されています。ということは、ジリオンTWの純正スプールも組み込み可能と言うことですので、より遠投をしたい時や少しラインキャパを減らしたい時などには、スプールを交換することで対応は可能と思われます。なお、スプールカラーはブラック系とガンメタ系ですのでどのカラーパーツとも比較的合わせやすいかと思われます。
・ハンドルノブキャップも対応する商品がありませんので純正品をそのまま使用。
・レベルワインドキャップ・レベルワインドシャフト・ジュラルミンビスは従来品が取り付け可能。
弊社の18ジリオンTW HDはハイギアモデルなので、純正リテーナーのレッドに合わせて、取り付けたパーツはすべてレッドで統一しています。
次に、ベアリングカスタムに関しましてですが、
・スプールベアリングは1150&1030サイズ。
・ハンドルノブ内には、ベアリングが1個、プラスチックカラーが1個入っておりますので、プラスチックカラーをベアリングに交換する為のキットを用意しています。
・ウォームシャフト部には、最初からベアリングが組み込まれていますのでキットは用意しておりません。
以上が、18ジリオンTW HDのリールカスタムに関する概要です。
カスタムする箇所は少ないですが、リール本体のカラーがブラック&ガンメタとかなり渋い配色でありながら、他のカラーと合わせやすいですし、スプールもタイプ違いが何種類かありますので、好みのセッティングを出しやすいと思います。
さて、ここまではカラーパーツをメインにしてカスタム例を紹介させていただきましたが、今回はここからさらに突っ込んでハンドルノブとハンドル本体のカスタムバリエーションを数パターンご紹介させていただきます。
18ジリオンTW HDには、元々パワーフィッシングに対応する為に通常より大きめのハンドルノブと長いハンドルが標準状態で取り付けられているのは先に述べたとおりです。
ですが、カスタムノブの中にはより大型のノブも発売されており、よりパワーフィッシングに対応するセッティングにすることも可能です。
まずは、
表2
合計:17,260円(税抜)
表1のカラーパーツとベアリングカスタムの内容に、スタジオコンポジット製ハンドルノブを交換した場合の例です。
今回取り付けたR25Lノブは、スタジオコンポジット製ノブの中では小さい部類に入りますが、18ジリオンTW HDの純正ノブより大きいのでよりグリッピング力を増すことが出来ます。
また、ハンドルノブキャップ部がアルマイト処理されていますので、カラーカスタムにより一体感を出すことが可能です。
続きましてはコチラ
表3
合計:16,460円(税抜)
今度は、ハンドルノブをSLP WORKS製パワースクエアコルクノブに交換した例です。
依然として人気の高いコルク製で、大型ノブといえば丸型が多い中、スクエア(四角)型になっている少し珍しいタイプです。
握り心地なども丸型ノブとも平ノブとも違いますので、今までのリールの使い心地に違和感がある方は一度試してみる価値があるかもです。
さらにコチラ。
表4
合計:20,060円(税抜)
今度は、メタル製ハンドルノブであるリブレ製EF30に交換した例です。
18ジリオンTW HDのボディにガンメタカラーのパーツが多いので、メタル製のノブとあわせても違和感があまりありません。
例では、適度な大きさの丸ノブということでEF30を選択しましたが、平型の大型ノブのほうが好みという場合はFino+というノブも販売されていますので、気になられる方は是非試してみていただければと思います。
そして最後は、パワー系のカスタムハンドルでノブとセット売りされているものからコチラの商品!
表5
合計:30,620円(税抜)
ハンドルをまるごとスタジオコンポジット製のカスタムハンドルに交換した例です。
元々の製品コンセプトが剛性重視なので、取り付けるとハンドルの主張がハンパないですが、かなり重量級のルアーでも余裕を持って操作できそうな雰囲気があります。
リテーナーやハンドルノブキャップもアルマイトパーツ化されていますので、カラーパーツとしての役割も十分果たしてくれています。
こうやって見ると、ハンドルやハンドルノブの選択でリールの印象が大きく変化することが分かっていただけると思います。
以上となりますが、如何でしたでしょうか?
今回は、18ジリオンTW HDは本体に組み込めるカスタムパーツが少ないので、種類が豊富にあるハンドルノブとハンドルに焦点を当てた内容にしてみました。
パワー系のハンドルノブはサイズが大きめということもあり、単体価格が標準サイズのノブより少し高めなのがネックなのですが(汗)、大きいパーツだけあって交換する前と後ではリールの印象をガラッと変えることが出来ますので、気分転換感覚で交換してみるのも面白いかと思います!
ノブだけならばプラスドライバー1本で交換可能ですので、カスタム初心者の方にもオススメです!