アルケミーオイル つづき

 

新しいオイルを開発するうえで、最も重要なポイントは「超低摩擦と耐久性の両立」でした。 

おおざっぱにいいますと、摩擦の少ないオイルは感度が良く、
ベイトリールのベアリングに注油すれば飛距離もアップします。

しかし、こういったオイルは比較的サラサラで耐久性が弱い傾向が多く、ピーキーなオイルです。
サラサラなのでオイルが揮発しやすく、油切れが起こったりベアリングが錆びてしまったりします。 

逆に耐久性の良いネットリとしたオイルは、万能でいろいろな場所にご使用できますが、
その反面、巻き心地が重くなったり、軽いルアーが投げにくかったりなど、
性能重視の方には物足りないオイルでした。 

この相反する性能を上手に調合することが至難の技でしたが、
ようやく、満足する出来に仕上がったというわけです。


アルケミーオイルの特徴を簡単に説明すると・・・。 

・超低摩擦でありながらオイルの揮発が少ない → 超高回転でかっ飛び、耐久性も強い

・質感はサラリとしながらも独特の粘りがあり、
 ベアリングやシャフトにしっとりと絡み合う → シルキーで軽やかな感度

・厳寒期でも驚きの滑らかさ → 寒い時期のハンドル回転の重みを解消

・強靱な防錆能力 → ソルトでも安心して使用可能
 

テスト評価では、いろんな銘柄のオイルを使い倒したリール整備を仕事や趣味とする方ほど、
このオイルの本質を良く見抜いておられました。 

オイルは好みの問題もありますから、
どちらのメーカーの物が一番良いかというのは一概に言えませんが、
アルケミーオイルは初心者の方から上級者の方までご満足いただける、
かなりの自身作に仕上がっていますので、どうぞご期待下さいませ。

それぞれの細かい特徴や使い方については、また今度お知らせしたいと思います。