Daiwaザイオン製ハンドルノブキャップの下処理

KAKEDZUKA DESIGN WORKS・欠塚です。

 

去年から作り始めたDaiwa製リールのザイオンハンドルノブ専用ノブキャップ。

 

これが思いのほか買って頂いてるようで、本当にありがとうございます。

 

リールパーツを作っていて、沢山の種類を作ってるとたまにこういう商品がでますね(笑。

 

まあHEDGEHOG STUDIO社長のアイデアなんですけどね。

 

この商品は数が出るのですが、アルマイト処理においては他の商品と変わらず気を使ってます。

 

削りたての状態では切削油がが付いてるので、これを薬品で脱脂します。

 

結構揮発性が高い薬品を使うので、脱脂直後は結露が出るんですよね。

 

それを地味にヘアドライヤーで熱して湿気を飛ばしてやるという(笑。

 

その後の運搬にも結構手間がかかっていて、アルマイトに外注する際には商品同士が擦れて傷にならないように少数ずつ小分けにします。

 

そしてアルマイト前とアルマイト後で仕分けのケースを変えるんですよ。

 

これはアルマイト後の売り物になった状態の商品を保管する時にケースの汚れが極力無いようにするためです。

 

こうしてアルマイト処理に出すんですよ。

 

じつはアルマイト処理が終わってしまうと意外と丈夫になり、少々ではキズつかなくなるんですよね。

 

それでも極力丁寧に扱いますけどね(笑。

 

今日も工場でこうした下仕事に追われてます。

 

 

Written by 欠塚 実

東京都足立区の町工場で日々ものづくりに励んでます。
リールのカスタムパーツをデザインから設計、サンプル製作、そして時には自分でフィールドテストもします。
NBC房総チャプター(亀山ダム)にも参戦中です!

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