リールカスタムパーツの主力材料 ジュラルミンの扱いについて

KAKEDZUKA DESIGN WORKS・欠塚です。

 

今回はリールカスタムパーツに使われる素材の中で最も多いと思われるジュラルミンについてお話させて頂きます。

 

現在KAKEDZUKA DESIGN WORKSではHEDGEHOG STUDIO製カスタムパーツを多く製作させてもらってますが、その多くがジュラルミン素材で出来てます。

 

ジュラルミンと言うのはアルミの合金の事で、純粋なアルミに別の金属を配合したハイブリッド金属という事になるでしょうか。

 

JIS(日本工業規格)規格には無数のジュラルミンがある訳ですが、その用途は様々です。

 

アルミサッシに使われるような加工性の良いものから、リールパーツで良く聞く超超ジュラルミンと呼ばれるものまで。

 

その中でHEDGEHOG STUDIOのリールパーツには、比較的加工性が良くそれでいて強度があるA2017という素材が使われる事が多いですね。

 

ちなみに良く間違われるのですが、Avail製のスプールやハンドル、スタードラグなどはHEDGEHOG STUDIO製ではありません。

 

良いお付き合いをさせてもらってますが、会社は別なので製品づくりの方針もそれぞれ独自のものになってます。

 

なので使用する材料も違うんですよね。

 

Availさんは超超ジュラルミンを使った製品を多くリリースされてますが、KAKEDZUKA DESIGN WORKSでは今のところありません。

 

まあ機能パーツとドレスアップパーツでは使用目的が違いますので。

 

使用する材料の違いは製品単価の違いなので、機能的に必要十分であれば無理に高価な素材を使う必要は無いと考えてます。

 

では高価な素材とそうではない素材では何が違うのでしょうか。

 

次回は素材の使いどころとパーツの種類についてお話する予定です。

 

 

 

 

Written by 欠塚 実

東京都足立区の町工場で日々ものづくりに励んでます。
リールのカスタムパーツをデザインから設計、サンプル製作、そして時には自分でフィールドテストもします。
NBC房総チャプター(亀山ダム)にも参戦中です!

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