【14カルカッタコンクエスト101】はベイトフィネス機として機能するのか検証してきた

KAKEDZUKA DESIGN WORKS 欠塚です。

 

巷で話題の17カルカッタコンクエストBFS HGに対抗して、14カルカッタコンクエスト101をカスタムしたものを投げ比べてきました。

 

そこには圧倒的な違いがあったので、記事として書き落としておきます。

 

36mm径スプールの障壁

 

先日の亀山ダム釣行での最大のミッションとも言える、【17カルカッタコンクエストBFS HG】と【14カルカッタコンクエスト101カスタム】の投げ比べについて書かせてもらいます。

 

結果から書いてしまいますが、現時点では14カルカッタコンクエスト101はベイトフィネス機にはならない、という結論です。

 

先日2017年3月15日に千葉県亀山ダムでフィールドインプレッションを慣行したのですが、先に17カルカッタコンクエストBFS HGに7gのシャッドをセットしたグラスロッドでキャストを開始したんです。

 

そのフィーリングはすばらしく、ノーマルにして最高レベルの巻物ベイトフィネス機だという事を実感しました。

 

 

で、AM11:00過ぎまでキャストを続けて、その後リールを14カルカッタコンクエストに載せ替えて同じロッドにルアーで投げてみました。

 

 

しかしまったく飛ばなかったんですよ。

 

やっぱりベイトフィネス機の基準は32mm径がベストみたいですね。

 

36mm径スプールではどんなに頑張ってもベイトフィネス機にはならないようです。

 

スプール重量は関係無し

 

今回14カルカッタコンクエスト101にはAvailマイクロキャストスプールの浅溝タイプ(溝深さ2.4mm)をチョイス。

 

 

そしてフロロカーボン10ポンドをスプールエッジまで巻いてキャストしてみました。

 

ベイトフィネス機として機能するかを確かめたかったので、ブレーキは同じくAvail製マグネットブレーキシステムを組んだので、スプールにはSVSユニットはありません。

 

 

スプール重量はベイトフィネス機とほぼ同様になったので、かなりイケると予想したのですが、見事に玉砕。

 

ブレーキを最強からスタートしたのですが、まったく飛ばず。

 

メカニカルブレーキを緩めて、マグネットの方を段々緩めていくと、バックラッシュし始めてしまいます。

 

キャストスキルの問題はあると思いますが、その前に投げていた17カルカッタコンクエストBFS HGではほぼバックラッシュは無かったですから。

 

これはもう、スプール径の問題である事は間違いないでしょう。

 

スプールが軽くなればベイトフィネス機として機能するとは限らないようです。

 

スプール径×スプール重量

 

自分の知識や経験値が無い事がすべてですが、ベイトフィネスは難しいですね。

 

やはり簡単に既存の機種をベイトフィネス機にするのは無理があるようです。

 

ただし、往生際が悪いようですが、マイクロキャストスプールには溝深さ6.8mmのタイプもあるんですよ。

 

そのスプールにラインを32mm径に近いところまでしか巻かずに投げてみたらどうなんだろう?、という疑問はあります。

 

まあ、たった一回のインプレッションで結論を出してしまうのも早計ですよね。

 

これについてはもう少しやり込んでみたいと考えてます。

 

ただし、ベイトフィネスという事を外して考えると、今回の14カルカッタコンクエスト101マグネットブレーキ仕様は凄まじく快適でした。

 

特に1/2オンスのスピナーベイトなどは超気持ちよくキャストできましたね。

 

やはり元々のリールにある特性というものを無理に変える必要はないのかもしれません。

 

と、それを言ってしまうと本末転倒なので、カスタムパーツメーカーとお仕事をさせてもらってる身としては、さらなる検証をしていきたいと思います。 

 

 

Written by 欠塚 実

東京都足立区の町工場で日々ものづくりに励んでます。
リールのカスタムパーツをデザインから設計、サンプル製作、そして時には自分でフィールドテストもします。
NBC房総チャプター(亀山ダム)にも参戦中です!

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