〜〜 単なるラインブレイク防止のドラグから戦略としてのドラグへ 〜〜
エリアトーナメントシーンで想定される1〜3lbラインを使用を限定とした瞬発力とパワーに優れるダイワのドラグシステムを、新開発のドラグユニットでトータル・ファインチューン。低回転状態からスムースな立ち上がりさらに常用域での魚の走りにリニアに反応。フッキングでジッ!と出て、ランディングでしっかりタメを作り、未だかつてない高レスポンスが貴方を勝利に導きます。
◆ここが違う!
1 高い回転精度
スプールを精度の高いボールベアリングで受けることにより、ブレの少ない高い回転精度が実現。より繊細なドラグ制御が可能になりました。
2 100%マシンカットハウジング
メインシャフトスプール受けを新開発の高精度マシンカットユニットで実現。マイクロピッチのドラグ制御をベースからバックアップ。
3 ドラグバネ・ホールド
ドラグバネのテンションを安定化、精度の高いドラグ制御が実現。
4 安心サポートリング
新設計のサポートリングをスプールとベアリングの間に装着することにより、ベアリングによる樹脂製のスプールの損傷を守ります。
5 新形状ドラグワッシャ
マイクロピッチ制御の為に素材と形状を新開発したドラグワッシャが安定した面圧をキープ。高トルク時のスムースなスプール回転を実現。
※IOS-Dシステムは専用に開発されたトータルシステムです。箇々の形状を真似ても性能は出ません。単なる模倣はリールのパーツを
破損したり、著しく耐久性を落とすことがありますのでご注意下さいませ。
6 D-システム専用フィネスバネ
スプールのスプラインの摩耗を軽減する低フリクション&心地よいサウンド。
◆取付方法
1
リールよりスプールを取り外し、既存のドラグフェルトを外して、Dシステム付属フェルトにIOSしろくまドラググリスを両面たっぷり塗布したのち再度スプールに組み込みます。しっかりしたタメが特徴のシロクマグリスですが、滑らかさを優先させる場合は純正のドラググリスをご使用ください。尚、2500番クラスは新品の純正フェルトを流用してください。
2
メインシャフトのリングを外し、ボールベアリングを外した後シャフトピンを抜きます。(ピンは後で流用します)
3
スプール受けをメインシャフトから抜きます。
4
あらかじめフィネス対応ドラグバネを組み込んだ状態で、IOS-Dシステムユニットをメインシャフトへ取り付けます。バネはDシステム付属のバネを取り付けるか、既存のバネの流用も可能です。(要調整)
※バネレートを高くして音を大きくすることはスプール裏側のスプラインの摩耗を早めることがあります。
Dシステム本体にバネを組付ける際にはバネにオイルを付けることでクリアな音になります。
※ 重要 **** スプール摩耗について *****
Dシステムはスプール裏側のドラグが接触するスプライン部が摩耗しているものは、純正バネを流用して取り付けて下さい。摩耗が多いスプールにDシステム付属のバネを装着すると溝が掘れやすくなり、部分的な摩耗が進む場合があります。また、ドラグ音を大きくするなどしてバネレートを上げた状態での使用も、純正リール同様に摩耗が早まり、本来のドラグ性能が出ないことがあります。極力摩耗していないスプールを使用し、ドラグ音は小さめでご使用下さいませ。
5 先ほど外したシャフトピンを差し込みます。
6 Dシステムの本体に付属の1mmワッシャをセットします。
(注意:ラインの巻きあがりの状態によりワッシャの調整が必要になることがあります)
7 付属のベアリングを方向に注意しながら装着したのち、脱落防止の0リングを装着します。※ベアリングのフランジの向きに注意!
8 スプールをはめ込んでドラグ音の動作確認を実施します。
付属のバネはフィネス用バネですが、既存のバネの装着も可能です(要調整)
リール機種や個体差によってはドラグユニットにきっちりとスプールがはまらずに、ドラグつまみを締め付けると、スプール回転と同時にドラグノブが回ってしまうことがあります。下記のようにしっかりとスプールを装着するか、装着する面がギリギリの場合はDシステム付属のフェルトではなくフェルト厚が薄い純正ドラグフェルトをご使用ください。
スプールがDシステムにきちんと装着されていない例
スプールがDシステムに正しく装着されている例
巻きムラ(順テーパー、逆テーパー)は付属のワッシャ(0.5mm、1.0mm、2.0mm)の
増減により調整してください。基本ベースは1.0mmです
ロッドにラインを通した後、実際にドラグの動作テストを実施します。ドラグ音が大きめだったり、ドラググリスが少ないとスムースにスプールが回転しませんので、バネのテンションを弱めたり追加でドラグフェルトにしろくまグリスをたっぷりしみ込ませることで、しっかりとしたタメを残しつつも安定したなめらかなドラグ制御になります。さらに滑らかさを重視する場合は純正のドラググリスをご使用ください。またスプールセンターがカラーの場合はDシステムの性能が100%発揮出来ませんので、スプールセンターへベアリングを組み込む必要がありまのでお気軽にご相談下さいませ。
原因 : ドラグ内に水が浸入している。
〈対策〉 ドラグ内をオーバーフォール シロクマグリスを多めに塗布する。
原因 : ドラグノブをしめこみすぎてドラググリスがフェルトに付着していない。
〈対策〉 ドラグ内をオーバーフォール 通常の使用想定ライン1〜3lbを使用する。3lb以上使用の場合は純正のフェルトをご使用ください。
Dシステムはドラグフェルトやドラググリスが常に良好に保たれていないと効果を発揮しません。専用フェルトは必ずIOSドラググリスを多めに塗布。Dシステム本体ベアリングにはIOS-02を必要に応じて塗布してください。日頃のメンテナンスは数回の釣行毎に実施。特に雨の日後や大会の前後は毎回実施することを推奨致します。
* 専用フェルトは消耗品です。数ヶ月をメドに交換してください御購入は3枚入り525円(税込)で承りますのでお気軽にお問い合わせ下さいませ。
※御購入前に必ずお読み下さい
1 カラーの場合
スプールセンターがカラーの場合満足な性能が出ませんので、ベアリングへの交換をお勧め致します。
2 保証対象外
本製品は改造部品に当たるためメーカー保証の適用外となります。
3 性能について
本製品は性能を優先した競技用パーツでありリール部品の消耗を著しく早めることがあります。また社外スプールや適合機種以外の装着はスプールの破損や摩耗等により十分な性能が出ない場合があります。
4 ラインの巻きムラについて
逆テーパー、順テーパー、ラインの巻きムラについての微調整は付属のワッシャにて調整が必要ですが、構造の特性上ラインの巻きムラは完全には解消致しません。
5 取り付けに関して
本製品の装着にはある程度のリール分解知識が必要です。分解時保護メガネ等で目を保護し鋭利なパーツでの怪我を防止下さい。
ダイワ 2004番以下のリール使用想定ライン3lb以下、下記3種類のリールに対応です。必ず適合を確認の上お求め下さい。
◆05イグジスト系 (スプールシャフト径3.2mm)、07ルビアス、08プレッソ等
※旧セルテート系はシャフト径が太く、適合しておりません。
◆12イグジスト系 (スプールシャフト径3.35mm)
10、13セルテート、12ルビアス等、14イグニス、14プレッソ
詳細な適合は、取り付けするスプールシャフトの径を実測してお求め下さい。2500番クラスのリールにも装着は可能ですが、純正ドラグワッシャを流用となります。